まおの食欲の雑感52

  • 1年

 もう1年になる・・・。
早いと言えば早いなあ・・・。
もう1年か・・・。
随分、重たい1年間だった。
ノドの骨どころじゃない。
メンタル面では結構こたえてる気もする。
 さすがのキリギリス夫婦の生活も変わった。
日々どっかで気になってる。
海外旅行に行きたいって気持ちが起きない。
これは新発見だった。
そんなモンなのかなあ・・・。
 当然、生活の主体がお坊ちゃまになっちゃう。
まずはお坊ちゃまがどうなのか・・・?
ま、しゃーないべ・・・。
この1年間を振り返ってみる。
ほぼ、お坊ちゃまの看病生活って言ってもいいかも・・・。

  • 慣れ

 ニンゲンってのは慣れる動物である。
ってえ事も実感した。
そう、慣れるのである。
痛みも時間が経つと慣れてくる。
治る訳じゃない。
慣れるのである。
結構、ニンゲンって便利な造りなんだって事がわかった。
 ワンコも同じかも知んない。
お坊ちゃまも慣れてきてる気がする。
1年前のあの辛そうな様子がまったく見えない。
すこぶる元気である。
「ドクターF沢」が首を傾げるほど・・・。
 9月から始まった咳にも慣れてきた。
咳してる本犬もそんなに苦しそうじゃなくなった。
咳払いのクセみたいに見えることもある。
ニンゲンも胃が痛くなるような事がなくなった。
 寝不足にも慣れてきた。
幸い、最近は東京での会議が多い。
往復の電車の中と会議中に寝てりゃいいのである。
簡単なこった。
ま、慣れたんだべ・・・。

  • ツボ

 嫁さんがいいモンを見つけた。
ワンコの指圧のツボである。
NETを駆使してワンコの鍼灸のHPを探し出した。
結構、懇切丁寧に書いてあった。
 イラストを見るとツボと効能が解説してある。
ツボってえりゃあいっぱいあるんだ・・・。
何だか全身ツボじゃらけみたい・・・。
背骨と背骨の間のツボがいいらしい。
「身柱」っというツボが咳や喘息に効くと書いてあった。
 鍼灸師の覚えはない。
でも、チャレンジしてみる価値はあるべ。
ま、信じるモノは救われる。
試してみる事にした。

  • 咳止め

 「ドクターF沢」の処方してくれた薬はえりゃあ不味いらしい。
お坊ちゃまは泡吹いて抵抗する。
巧妙に口の中に溜めて、飲み込まないワザを覚えてしまった。
首をブンブン振って薬を撒き散らす。
ったく・・・。
始末が悪い。
 でも、「気管虚脱」の治療法は無いらしい。
咳止めのクスリでコントロールするっきゃないと言う。
抗ヒスタミン剤、鎮咳去痰剤、抗生物質、消炎鎮痛剤・・・。
対症療法しか出来ないってこって・・・。
でも、そのクスリがこれじゃどーしょーもない。

  • あの手この手

 仕方がないのでクスリに頼らない方法を模索した。
冷気が良いという話も見つけた。
何となく効果があった気もした。
確かにまおさんに出ると咳がぴたりと止まったりした。
でも、ず〜っと咳してる事もある。
何ともビミョーである。
 伝統的な背中をさすったり、叩いたりもする。
これは効いてるのかどうかわかんない。
それよりは指圧の方が期待出来る。
ここ暫らく機会を見つけては試している。
 どうも即効性は無さそうだ。
10〜15分くらい後で咳が止まる。
う〜〜〜ん・・・。
これもビミョーだなあ・・・。
指圧が効いたのか、自然に治まってきたのか・・・。
でも、どうせ何かせずにはいらんない。
信ずる者は救われる・・・。