ボーナスシーズンのことⅢ
- 右肩下がり
出た!
冬の棒茄子である。
去年の冬の棒茄子はショックだった。
どか〜んと50万円ダウン。
開いた口がふさがらなかった。
しかも管理職だけ・・・。
一般職はそれまでと同じ基準だった。
”設立以来、給料が下がった事がない”
これがウチの会社のヘンな自慢だった。
去年は一般職はまだその世界にいられた。
管理職だけが史上初のダウンを味わったのである。
今年は全員である。
考課が良くなったごくわずかなヒト以外、全員がダウンだ。
業績が芳しくないから・・・だそうだ。
これで3回連続ダウン。
見事な右肩下がりである。
- 和製成果主義
つまんない仕組みである。
デジタル思考と言うか、画一的と言うか・・・。
パソコンに向かって自分の仕事ぶりを評価する。
自己評価ってヤツである。
上司はなかなかこれを修正出来ない。
波風立てるのが面倒いから・・・。
勘違い甚だしいヤツの方が考課が高めになっちゃう。
味も素っ気も無い仕組みになった。
本来の成果主義は毀誉褒貶がはっきりするはず。
でも、日本には馴染まないってんでヘンにアレンジされた。
結果、中心化傾向に走る。
みんな同じ評価になっちゃう。
身体壊して頑張ってるヤツも、毎日昼寝してるヤツも同じ・・・。
それでも頑張っちゃう奇特なヤツもいるんだよなあ・・・。
このつまんない仕組みは所得に連動してる。
これが更につまらん。
金額はテーブルにハメられている。
誰が幾らもらったか、みんなわかっちゃう。
ミソクソ一緒くたである。
間違いなく今日はこの街の盛り場が賑わう。
飲まずにいられるか!ってヒトが多いんじゃないべか?
「え〜っ!あいつがオレと同じ金額もらえるのかよ〜!」
「許せねえ!やってらんないよ!」
同感だ。
- 無反応
我が家では特別な感慨はない。
嫁さんも興味は薄そうだ。
「減ったの?ふ〜ん」
「上司はいい点数付けてくれたんだけどね・・・」
「ふ〜ん、んで幾ら減ったの?」
「今回は支給額で5万円くらいかな・・・」
「ま、それでもこんだけもらえればいいじゃん!」
「まっね」
そう、いいのである。
過分なる報酬と思ってる。
企業家なんかと較べたら天国である。
自営業のヒトなんか切実である。
サラリ〜マンは気楽な家業ときたもんだっ♪。
責任は無いし、言いたい放題言ってこんなにもらって・・・。
周りのヒトと較べなきゃイライラしない。
そう、周りにヒトがいなきゃいいんだ。
自分一人だけで完結しちゃう仕事なら気にならない。
こうして周りのヒトの仕事を見なくなる。
かくして個人主義が蔓延って来るんだべなあ・・・。
- 誤発注
みづほ証券で一発かましたらしい。
見事な誤発注である。
1円で61万株の売り注文を出したとか・・・。
当然、売れちゃうわな。
今のところわかってるだけでも300億円の損失だそうだ。
まだ残り10万株くらいが買い戻せていない。
株券はない。
仕方ないので現金決済するっきゃない。
最終的な損失は1,000億円っくらいになりそうだとか・・・。
ってえ事はそれだけ儲けたヤツがいる。
最近はデイトレーダーが流行りだ。
仕事もしないでパソコンに向き合ってるだけで喰えちゃう。
おまけにこんなオイシイ事が起きる。
とんでもない棒茄子である。
株価は高騰して77万円とか言ってた。
もし千株買えてたら7億7千万円かあ・・・。
そりゃ、バカらしくって仕事なんかやってらんないべな。
- ウサ晴らし
ひがみ根性で言う。
東証は絶対におかぴい!
システムがくだらない!
おぞい!
発行株式数以上の売買が出来ちゃうなんて絶対おかぴい。
そう言えば・・・。
東証のシステムってあの悪名高い「不治痛」か・・・。
望むべくもないか・・・。
そもそも単純なミスじゃんか!
道義的におかぴいべや。
正常な取引じゃないべや。
オーバールールがあってもいいべや。
ヒトのミスにつけ込んで大儲け出来ちゃうなんて事があっちゃイカンザキ。
こんなモンこのまま済ませちゃイカンザキ。
東証は市場管理者として取引を止めるべきだったべ。
今からでも遅くない。
全て無かった事にしちゃえばいい。
IPOのやり直しってこって・・・。
ニンゲンの質の為にも絶対良くない。
こんな事が横行するからますます日本人の質が劣化するんだべや。
・・・ウサ晴らしである。