世代問題の雑感24

  • 2007年問題

 もう、この話題が取り沙汰されてから久しい。
団塊の世代」の一斉リタイア。
ベテランの技術・ノウハウの一斉消滅。
企業の技術にいっぺんに穴が開くんじゃないか?
そのピークが2007年だと言う。
 企業もそれを織り込んで対応を考えてる。
定年後雇用や新卒の積極的採用。
今年は中高生の就職が好調だと聞く。
2007年問題をカバーする為と言われている。
 でも、ホントだべか?
ホントに余人を以って代え難いんだべか?
そんなに特殊な技術・ノウハウなんだべか?
そのヒトビトがいなくなったら会社が傾いちゃうんだべか?
少なくともウチの会社を見る限り、まったく当てはまらない気がする・・・。

  • 2007年問題(Ⅱ)

 もう1つの2007年問題。
熟年離婚」である。
何でも今、テレビドラマにもなってるとか・・・。
結構、人気があるらしい。
テレビも新聞も雑誌も一斉に取り上げてる。
こう言うのもマスゴミの煽りが影響してんだべなあ・・・。
うつろなヒトビトがムードに流されて・・・。
 大きな要因は年金である。
2007年4月以降は離婚で年金が分割出来る。
サラリーマンの妻は半分の権利を持ってる。
共稼ぎの場合は合算額の半分の権利を持つ。
更に大きいのは退職金も折半の権利があるそうだ。
 これで熟年主婦が俄然、元気づいた。
よっしゃあ〜、あと1年半じゃあ〜。
今から指折り数えて待ってる熟年主婦がワンサカいるという。
くわばら、くわばら・・・。

 これも一世を風靡した。
ってゆ〜かあ、今でも立派な現役なんだそうな。
ただ、主役が代わった。
昔は新婚さんが成田でケンカして・・・。
そんなのはまだ可愛い。
そんな事はどうでもいいらしい。
 最近の成田離婚は熟年なんだそうだ。
不肖の息子、娘がやっと結婚した。
新婚旅行に行く事になって成田に見送りに行く。
飛び立つ飛行機を見ながら熟年主婦がつぶやく・・・。
「やっと勤めが終わったわ。これでお暇を頂きます・・・」
亭主は成田でひっくり返る。
 亭主なんかどうでもいいけど、子どもだけは捨て置けない。
何であれ、自分が腹を痛めた子どもだ。
これが何とか片付いたらもう思い残す事はない。
後は私の人生をやり直すんだ!
なるへ・・・。

  • 言いだしっぺ

 いずれにしても亭主から熟年離婚を言い出すケースは聞かない。
言い出しっぺは常に奥方らしい。
いつぞやのアンケートにも表れてた。
定年後に奥方と旅行したいと考える亭主はえりゃあ多い。
でも、亭主と一緒に行きたい奥方はごくわずか・・・。
 これをどう捉えるか?
平和の象徴?
うつろなヒトビトの増加?
燃え殻亭主、思考停止亭主の増加?
いずれにせよ奥方に原因を求めても難しそうだ。
 原因は単に亭主の心身バランスじゃなかんべか・・・。
きっと奥方は思ってる。
生きてるんなら心身ともに現役で・・・。
燃え尽きるんなら心身ともに潔く・・・。
後者が一番喜ばれるんじゃなかんべか。

  • チェックリスト

 新聞にチェックリストが載ってた。
5つ以上該当すると要注意なんだそうだ。

  1. ずっと仕事で忙しく家庭をろくに顧みなかった
  2. 仕事を離れたらできるだけ妻と一緒に過ごしたいと思っている
  3. 仕事を離れたら家でのんびりと暮らしたい
  4. これまで料理はほとんどしたことがない
  5. 掃除や洗濯、買い物をほとんどしたことがない
  6. 妻を「おい」とか「お母さん」などと呼び、名前で呼んだことがない
  7. 妻の外出先をいちいち確かめないと気がすまない
  8. 妻の手料理を食べても「おいしい」と言ったことがない
  9. 妻に対して「ありがとう」「ごめんなさい」の一言が素直に出ない
  10. 妻が差し向かいだと、ろくに会話ができない
  11. 妻が友達と旅行をするのは許しがたい
  12. 自分の服がどこに入っているのかよくわからない
  13. 自分の親の介護や面倒をほとんど妻に任せっきりにしている
  14. 預金や資産の管理をすべて妻に任せている
  15. 妻の交友関係や地域活動などにほとんど興味がない

 なるへ・・・。