新聞投書からの雑感11

  • 和み

 嫁さんお気に入りの投書欄がある。
何かと不評をかってる旭新聞ではあるけど・・・。
このコーナーはなかなかイケてると思う。
何てったって罪が無い。
記事書いてるのが一般小市民だし・・・。
 一番多いのは子どもネタ。
次が動物ネタである事は言うまでもない。
しょーもない話でも和ませてくれる。
ま、ウチのお坊ちゃまほどじゃないけど・・・。
動物と子どもは不滅だべ。
 今日は珍しく大人の話で和ませてもらった。
結婚10年目の奥さまからの投書だった。
ダンナさんが妙なクセをお持ちだとか・・・。
独り言ってゆ〜かあ、独り叫びのクセがあるらしい。
 ある家族団らんの時のこと。
何だか知らないが奥さまは疲れ果てていたそうな。
突然、ダンナさんが叫んだ。
エボラ出血熱のタレ〜ッ!」
奥さまはスリッパで殴りつけたらしい。
和むなあ・・・。

  • 無理心中

 せっかく朝から和ませてもらった。
こんな日はお坊ちゃまを連れて公園でも行こうか。
ってな訳で水筒持って出掛けた。
行き先は総合公園である。
 そう言えば昨日、この辺りで殺人事件があった。
総合公園のすぐそばの閑静な住宅地である。
何だかもつれた末の無理心中らしい。
アパートで若い女性が刺し殺された。
その後、近隣の町で犯人の若い男が首吊り自殺した。
こんな事件も随分身近になったモンである。
いとも簡単に殺すし、死ぬし・・・。
あずましくないなあ・・・。
 んなあ〜んて事も3分で忘れる。
もう、殺人とか何とか言ってもすっかり慣れっこだし・・・。
随分精神構造が変わった気がする。
公園に入る。
メタセコイアの並木を歩く。
お坊ちゃまの背中に木漏れ日がふりそそぐ。
和むなあ・・・。

  • 大入満員

 総合公園はすごい混み方だった。
何だかわかんないけどヒトとワンコがいっぱい。
あっちこっちに家族連れがあふれてる。
広場もヒトがびっしり。
シート敷いてひっくり返ってるヒトの横でサッカーしてる。
ま、和やかではある。
 多いのはヒトとワンコだけじゃなかった。
ガイコクジンの多いのにもびっくり。
訳のわかんない言葉が飛び交う。
嫁さんが分析してる。
「やっぱ、ガイコクジン男性と日本人女性の組み合わせが多いわね」
「この街は大きな工場が多いからねえ・・・」
「逆にガイコクジン女性と日本人男性は少ないわねえ」
「それは何となく活動時間帯が違うような気がする・・・」
妙に納得したりして・・・。
 嫁さんがつぶやく。
「それにしても、みんな安く上げてるわねえ〜」
確かに安い。
究極のエコレジャーである。
快晴とまではいかないけどまあ、気持ちのいい天気だし・・・。
緑に囲まれて納得してくれる子どもで良かったっすな。
そう言うお前達は何じゃい?って言われそう・・・。
ワンコは絶対文句言わないもんねえー。

 遂に出た。
総合公園にもブルーシートが登場した。
桜の丘の上に陣取ってる。
そばのランチ用のベンチとテーブルもちゃっかり利用してる。
これはいかんなあ・・・。
ここだけは許しちゃいかんざき!
 最近はあっちこっちで怪しげな景色を見掛ける。
通勤途中の公園でもチラホラ。
近所の由緒正しい「M井公園」でさえヘンなのがいる。
ここんとこ気持ちが悪いので「M井公園」は避けてる。
誰が管理すべきなんだか・・・?
やっぱ、市だんべなあ・・・。
 確かに公園は天国である。
夏場だったら東屋で雨露凌げちゃう。
木も沢山あるし、廃材なんてそこら中にある。
何つったって公園には水がある。
これは強い。
当世、喰いモンなんてどこにでも転がってるし・・・。
ご当人はとってはトンでもなく和やかなんだべなあ・・・。
ま、気持ちはわからないでもない・・・。

  • まおウォーク

 改めてお坊ちゃまには感心した。
すごい注目度である。
すれ違うヒト、ほぼ全員に何らかのリアクションがある。
確かに普段の「まおさん」でもその傾向はある。
でも、ここはケタが違う。
さすがは公園である。
行き交うヒトビトもまったく無警戒。
 「あら〜、可愛い!」
「ねえ、見て!見て!あの歩き方!」
「まあ、何?あの子」
みんな一様に相好を崩す。
吹き出すヒトもいる。
近寄って来るヒトも少なくない。
こんなに声を掛けられるワンコだったんだ。
改めて再認識した。
 普段、一緒に歩いてると良くわかんない。
今日はデジカメを持って行った。
デジカメの動画機能を使って歩き方を写した。
お坊ちゃまの前にまわってバックしながら写す。
広い公園じゃなきゃとても出来ない。
 家に帰ってからパソ子Ⅱ世で動画を見た。
なあ〜るへ!
良くわかった。
これが笑わずにいらりょーか?
和むなあ・・・。