中華料理屋の雑感13
十五夜である。
絵に描いたような大きな満月だ。
どうしても、この月にはススキと団子だべ。
やっぱ、オオカミじゃないよなあ・・・。
どうしょうもなく日本人だなあ〜って思う。
何なの番組で「月見団子の並べ方」ってのをやってた。
月見団子ってのは全部で15個。
○○○
○○○○ の上に ○○ を乗せて ○ を頂上に
○○○ ○○
これが正統派「月見団子の並べ方」だそうだ。
だからどーした?
そう言われてもねえ・・・。
ま、月見ビールが美味いし・・・。
- 3回目
またまた「Wンズ」の登場。
3回目である。
まるでこの街には他に中華料理屋が無いみたいじゃん。
ん〜〜〜ん。
無いに近い。
少なくとも意思を持って喰いに行くところは無い。
寂しい限りである。
電車に乗って横浜まで行けばある。
「桃源」なら美味いのはわかってるんだけど・・・。
それなりに構えて行かなきゃなんない。
この街でちょっと手軽に・・・って店も欲しい。
そういう意味では「Bーミアン」は有難い。
ファミレスとは言え、なかなか侮れない。
当たり外れはあるけど、ギョーザもラーメンも美味い。
コストパフォーマンスも上々。
但し、クルマでないと行けないのがネックである。
「Wンズ」はJR駅前である。
我が家からつっかけサンダルの距離だ。
GW前に会社の後輩から教わった。
早速、嫁さんに味見してもらった。
でも、この時は酷評だった。
「これじゃ、友達に紹介したら怒られちゃうわよ!」
「へい、し〜ません・・・」
それ以来、話題にするのは差し控えていたんだけど・・・。
- 再挑戦
嫁さんが唐突に言い出した。
「『Wンズ』に行ってみようか?」
よっぽどネタが切れたらしい。
仕方がない。
ダメ元で再挑戦のチャンスを与えてやろう、っという事らしい。
幸福な店である。
店には誰もいなかった。
ま、土曜日だし、まだ時間も早いし・・・。
我々は有難い。
料理はすぐ出てくるし、何よりタバコの心配が無い。
そう言えば、いつも同じパターンである。
20:00過ぎてからどやどやとヒトが増える。
何でそんなに出足が遅いんだべ?
- リベンジ
まず、ビール。
生ビールは「キリンの一番絞り」
これが「樽生」だったらなあ・・・っていつも思う。
小さな変化があった。
「晩酌セット」ってのが出来た。
飲み物+漬物+点心+食事で1,350円だという。
メニューは選択できる。
すぐアタマの中で計算しちゃう。
ビールが550円、チャーハンは700円だ。
それにザーサイとシュウマイ付けたら絶対トクじゃん・・・みたいな。
結構セコいのである。
冷静に考えればせいぜいシュウマイ2ケ分くらいなのに・・・。
後はアラカルトでオーダー。
- 【ザーサイ】 よく言えば軽い薄味。本格ザーサイとは似て非なる・・・。
- 【シュウマイ】 美味かった。ヘンな小細工の無い正統派シュウマイ。セイロに敷いてあった白菜が美味かった。
- 【豚肉・キクラゲ・卵炒め】 シンプル塩味でまずまず。タマネギとニンニクの茎が嫁さんのお気にめさず。
- 【揚げナスのトウバンジャン炒め】 本日一番のヒット。オイスターソース・トウバンジャンに黒酢らしきビミョーな酸味が抜群に美味かった。
- 【くずし豆腐と蟹肉の煮込み】 ほぼ想像通りのあっさり塩味だった。美味かったがちょっとだけしょっぱかった。ダシが美味いだけに惜しい!
- 【チンゲンサイとモンゴウイカ炒め】 美味かった。これもシンプル塩味。チンゲンサイたっぷりで喰い応えがあって嬉しい。
- 【チャーハン】 正統派シンプルチャーハン。全部の飯粒に気合が通じている丁寧な作り。久々に素朴なチャーハンが美味かった。
嫁さんから合格点が出た。
「胃に優しい中華ね。さっぱり系でもダシがしっかりしてて美味しかったわ」
「でも、前回はダメ出し喰らったんだけど・・・」
「やっぱ、メニューによってかもね。今日のは全部美味しかったわ」
それは何よりだった。
「量も適度でいろんな種類が食べれていいわね」
結構ゴキゲンである。
何より、何より・・・。
お店はリベンジ成功であった。