まおの食欲の雑感３６
- 旅程表
いよいよ明日は出発。
ちょうど１週間前に旅程表が届いた。
最近は大体このパターンだ。
旅行屋の仕組みもどんどん変わってるらしい。
カネはなるべく早く徴収。
しかも燃料代とか空港利用税とかふざけたカネも取る。
今回はヘルシンキとウィーンでトランジットがある。
夫々の空港利用税と燃料代で１万５千円強も上乗せを取られる。
そりゃ、詐欺だべさ。
お知らせは出発ギリギリまで来ない。
ホントはもうちょっと早く欲しいやね。
準備が結構せわしいんだよね。
ってゆ〜かあ、嫁さんが結構せわしそうだ。
成田エクスプレスの予約をしたり、スーツケース宅配を予約したり・・・。
NETでホテル情報を調べたり・・・。
部屋にドライヤーがどうのヘチマがどうの・・・。
なかなか忙しい。
でも、このバタバタも楽しみの内なんだけどね・・・。
- お留守番
懸案のお坊ちゃまは「Ｆ沢動物病院」にお泊り。
ホントは慣れた我が家でお留守番が一番いいんだけど・・・。
さすがに今回は沼津のば〜ばには頼めない。
毎日、飲まず喰わずじゃば〜ばが参っちゃう。
何より健常とは言い難いからなあ・・・。
やっぱ、病院の方が安心である。
夕方、菓子折持参でお願いしてきた。
「ドクターＦ沢」もちょっとだけ不安そうな・・・フリかな・・・？
最初にお願いした時はお留守番は可哀想・・・とか何とかぶちぶち言ってた。
でも、出発が近づくに連れてビミョーに変わってきた。
今や完全にその気になってくれちゃったみたい・・・。
「食べないんですかあ？そうかあ・・・参ったなあ・・・」
な〜んて言いながら妙に嬉しそうに見えるのは何故？
ホンットに天然動物好きなんだなあ・・・。
スタッフ全員がお坊ちゃまを知ってくれてる。
何せ、マメに足を運んでるからねえ・・・。
「ミス・ジョイ」もいる。
いつもお坊ちゃまを撫でながら目が細い・・・。
「まおちゃ〜ん、毛が伸びて良かったねえ〜、気持い〜ね〜・・・」
言われなきゃとても女医さんに見えない。
でも、間違い無く可愛がってくれそうだ。
お坊ちゃまにオシッコかけられたクサイ仲だし・・・。
- 水遣り
今年はいつに無くベランダガーデニングにチカラを注いでしまった。
お坊ちゃまがあんなんだったし・・・。
どっこも行かないからいいやってんで、みどり一杯にしちゃった。
待望の「ヤマホロシ」も順調に伸びてる。
これが困った。
今回の旅は１２日間という長丁場。
どんな小細工しても持たないべなあ・・・。
前にも一度、困ったことがあった。
ホームセンターで給水の小道具をゴタゴタ買ってきてセットした。
それでも１０日間は長い。
ダメかも知んないと思いつつバクチ打って出かけた。
でも、この時は奇跡が起きた。
毎日、雨続きで近来稀に見る冷夏だった。
ベランダのプランターはたっぷり水を含んだまんまだった。
今回は救世主が現れてくれた。
救いの女神というべきか・・・。
マイトレーヤの施しというべきか・・・。
「ナースＳ々木」が水遣りに来て頂けるという。
ひえ〜〜っ。
おで〜かん様、有り難てえこったあ・・・。
またまた、北の方を向いて合掌！
ポーランドで何か珍しいお土産見つけてこなきゃ。
Ｓ々木家は甘いモンがお好きだからなあ・・・。
何か探してみるべ。
アウシュビッツ饅頭とか、ゲットー最中とか・・・。
- 祝！
「Ｆ沢動物病院」の次はＳ々木家に家のカギをお届け。
お坊ちゃまも訳がわかんない内にお留守番状態。
今ごろ不貞腐れてないかな・・・。
Ｓ々木家でビッグニュースを聞いた。
「ドクターＳ々木」は昨日・今日が試験だったとか。
春先から毎週末、合宿に通っていた自己研鑽だ。
そして見事、合格されたそうだ。
ご本人はまだ戻られていなかったが電話があったとか。
お・め・で・と・う・ございま〜す！
いやあ〜、おめでたい！
何よりその生涯学習の姿勢に頭が下がる。
せっかくめでたいのでここは一発、盛大に祝賀会でも・・・。
- 憂い
これで準備は整った。
とりあえず憂いなく出掛けられる。
明日は５：００起きだ。
横須賀総武線の得意ワザ「人身事故」さえ無きゃ順調に成田へ。
１０：５５には機上のヒトである。
っとは言っても全く憂いがない訳じゃない。
お坊ちゃまのことはどっかに引っ掛かってる。
メシ喰うかなあ・・・？
「ドクターF沢」結構、苦戦しそうだよなあ・・・。
最近は喰うもんが日替わりになっちゃう。
先週はあんなに好物だった「干しイモ」や「砂肝」も喰わんかった。
代りに「挽き肉」や「食パン」をバクバク喰った。
今週は反応しない。
こんな訳がわからんのに付き合ってくれるんだべか？
水も多めに与えてくれるかなあ・・・？
放っとくとろくすっぽ水飲まないからなあ・・・。
毎日、朝晩シリンジで水を多めに飲ませていた。
そんな事までやってくれるんだべか？
考え始めたら寝られなくなっちゃう。
いかん！いかん！
お坊ちゃまの事を知り尽くしてるスタッフである。
全面的にお任せしてアタマから離さなきゃ・・・。
非日常を味わう旅なんだから・・・。
