テニスがらみの雑感11

 

  • 猛暑

 うわちい〜〜〜っ!
気温もさることながら湿気がすんごい。 
ヒューミッドである。
こんな日にテニスするヤツはレイトン・ヒューミッド。
・・・なんちって。
何もしなくても汗が噴き出してくる。
ちょっと不安になる。
ホントにこの中でテニスすんの?
 するのである。
このクソ暑い中でばかみたいに汗をかくのである。
シャツはあっという間に汗で絞れるほどになる。
脱水を防ぐ為にガンガン水を飲む。
飲んだ瞬間に身体中から汗が噴き出すのがわかる。
これが又、快感だったりする。
知らないヒトが見れば狂気の沙汰かも・・・。 

  • 「ヘッドコーチ」

 今、通ってるレッスンは一応ガッコみたいになってる。
名前は忘れたけど「何たらかんたらテニススクール」とか言ってた。
コーチは「I藤木兄弟コーチ」とお勤めの「A賀コーチ」の3人。
身体3つだけが資本である。
コートはレンタルで時間契約いている。
コーチは3人いるけど実質仕事してるのは2人。
 社長兼ヘッドコーチの「I藤木兄」は御子息だけの専属コーチ。
「弟コーチ」と「A賀コーチ」が実質的にスクールを運営している。
「ヘッドコーチ」はこの御子息を5歳の時から仕込んでいる。
現在は家族でスペインに移住。
テニス漬けでひたすらウィンブルドンを目指している。
学校は行かずにオヤジが教えてるとか・・・。
 今日はたまたまI藤木親子が帰国して練習してた。
御子息が休んでいる間にオヤジがクラブメンバーとゲームしてた。
お遊びなので気楽にやってたけどやっぱ違う。
まったく別もののスポーツだと思った。
クラブメンバーのおじさん達がさわれないタマが幾つもあった。
 その内、親子で本格的な練習を始めた。
タマを打つ音がぜんぜん違う。
ボールが破裂するんじゃないかと思うくらい・・・。
横から見てると早過ぎてタマが見えない。
 嫁さんと話してた。
「まっさか違うわねえ〜!」
「人間性は別として、テニスはすごいね」
「あれでもうちょっと人間性が良かったらねえ・・・」
「だからこそテニスが上手いんだべさ」
「そっかあ〜、じゃ私ゃ上手くなれないわね・・・」
「ん?」

  • 「A賀コーチ」

 我々が尊敬してやまないコーチ。
我々がここに通っている唯一の拠り所である。
若いのに超真面目で研究熱心でとってもロジカルだ。
ついつい「I藤木兄弟」と較べてしまう。
良くぞこの境遇で忍耐強くやってるなあって思う。
好きでなきゃ絶対に出来ないね。
 ここに通って7年が過ぎた。
ようやく最近「A賀コーチ」の言わんとすることがわかってきた。
つくづく20代の頃からこのコーチに習っていれば・・・と思う。
アフターフェスティバルである。
体力の衰えはいかんともし難い。
沈みゆく夕陽を引き戻すがごとく頑張ってはいるけど・・・。
 このレッスンのオリジナルメンバーはあと3人。
「S々木夫妻」と奥さまのお姉さんの「M橋さん」だ。
本来はこの3人で1つのクラスになってた。
スクールの方針通り少数濃厚主義だった。
7年前、我々がここのレッスンに混ぜてもらった。
あの頃はまだレッスンの濃淡とかわかんなかったけど・・・。
今だったら彼らも「何だ?話が違うじゃないか」って思ったべな・・・。
現に最近は振り替え参加があると我々も不満が残っちゃう。

  • 「60−30(ロクマルサンマル)」

 歯医者の業界で「80−20(ハチマルニイマル)」って合言葉がある。
80歳になっても自分の歯を20本残せるように手入れしよう!
わっかりやすい。
我々夫婦も合言葉を作った。
「60−30」である。
 歯の話じゃあない。
今ある歯は全部残したい。
テニスである。
60歳で無駄の無いステップで30本安定したラリーを続けたい。
これが出来るまで頑張ろうって訳である。
 目標は一緒にやってる「M橋さん」だ。
7年前に初めて見た彼女はまだまだ初心者レベルだった。
でも週の内3日以上コートに立って頑張った。
「A賀コーチ」のプライベートレッスンも受けた。
並々ならぬ努力を続けた。
今ではもう別人28号だ。
 ちなみに彼女は歯医者さん。
木曜・土曜の午後と日曜が休診でその時間は必ずコートにいる。
ホントはそれっくらいやらないと上手くなんないよなあ・・・。
せめて週に2回コートに立てばずいぶん違うんだけど・・・。
ま、楽しみはゆっくりと実現した方がいい。
体力の衰えと競争だけど何とか2〜3年でモノに出来るといいなあ・・・。