宇宙モノブームのこと

 A long time ago in a galaxy far, far away...
 (遠い昔、はるか彼方の銀河系で・・・)
♪ジャンカジャア〜ン、ジャジャジャジャ〜ンカジャアン・・・♪
 ここんところ凄いチカラが入ってる。
今月封切りの「エピソードⅢ」のプロモーション。
ルーカス監督もわざわざ来日してえりゃあ気合が入ってる。
やっぱ日本は大きな市場なんだべな。
 つい先日、テレビで「エピソードⅠ」を見た。
んで今週金曜日には「エピソードⅡ」が放映される。
んで土曜日から「エピソードⅢ」が上映される。
んで更に日曜日は「帝国の逆襲(エピソードⅤ)」がある。
スターウォーズずくしって感じ。
でもやっぱ理屈抜きで面白い。
娯楽映画として最高の作品だと思う。
 確か、最初の作品を見たのは故郷沼津の映画館だった。
社会に出たかどうかの頃だったような気がする。
何でも28年前になるとか・・・。
すんごい長寿だ。
ハリウッドのワタオニと言われてるかどうかは知らないけど・・・。

 これまた、懐かしや!
嫁さんが新聞の広告欄を見ながらナニゲに言った。
「今度、宇宙戦争って映画をやるんだね」
ん?
タイトルを聞いて一瞬引っ掛かった。
「まさかあの・・・?ウェルズの・・・?」
「うん、H・G・ウェルズって書いてあるよ」
 いやあ〜、懐かしい。
この本を読んだのは小学校ん時だぜ・・・。
40年っくらい昔ってことになる。
火星人が地球に攻めて来る。
人間と壮絶な闘いになるんだけどやっぱ人間の方が歩が悪い。
最後は・・・。
なかなか感動的なんだよなあ・・・。
なあ〜んて思い出すと、やっぱ観たいなあ・・・。
旅行の時の飛行機に期待!
 あの頃、本を読んだ時の火星人のイメージが頭に焼き付いてる。
何故かやっぱりタコなのである。
そういう描写になっていたかどうか覚えてないんだけど・・・。
でも、昔は一般的に火星人ってタコだったような・・・。

 これも何か映画のタイトルであったような気がする。
ちょっとこの類いは食傷気味で観てなかったなあ・・・。
飛行機の中でもそんな感じの映画を見た気もする。
何かここ暫く似たような映画が沢山あった。
地球が滅亡するのを命を掛けて救うとか・・・。
ちょっとお腹いっぱい・・・。
 宇宙モノって商業ベースに乗せるのにお手軽なんだろうな。
ある面、宇宙モノなら何でもあり。
考証もあんまり必要なさそうだし・・・。
古くは「カプリコーン1」「未知との遭遇」「E・T」・・・。
この頃はパシリだったので新鮮だった。
非日常の極致みたいな・・・。
今や非日常的なことが当たり前の世界。
すっかり感動しなくなっちゃった。
ふと気づいた。
非日常もあんまり多いと日常になっちゃう。

 でも、昨日はNASAは大騒ぎだったとか。
ディープインパクトの実験が成功したんだとか。
映画の世界じゃない、ホンモノの世界。
良くは知らないけど、彗星にキカイをぶっつけたとか・・・。
何でも飛んでる鉄砲のタマにぶつけるのに等しいワザなんだとか・・・。
すんごい技術なんだそうだ。
 NASAは欣喜雀躍・狂喜乱舞らしいけど・・・。
これってどんな風に人類に貢献するんだべ?
どんな技術に応用出来るんだべ?
まさか、飛んでるミサイルを撃ち落す技術とか・・・?
 山本夏彦も言ってるじゃん。
「何用あって月世界へ」
まったく同感。