嫁さんのバリ島旅行記Ⅲ

  • 航空会社

 つくづく飛行機の会社ってのは大変だと思う。
この業界こそ端から端まで高いヒトの質を求められてる。
当世、人材を集めるの至難のワザだべ。
そもそもごくフツーの神経だって希少生物みたいになって来たし・・・。
更にその貴重な質を維持するための仕組みが整っていないとダメ。
水は必ず低い方に流れる。
並大抵の大変さじゃないと思う。
 今の世の中、ヒトの質が劣化してるのは従業員だけじゃない。
客の質の劣化の方がはるかにスピードが速い。
客の良心や好意なんかをあてにした仕組みじゃクソの役に立たない。
何があってもおかしくないと思ってないと・・・。
救命胴衣事件はその象徴だと思う。

  • 便所タバコ

 今回のフライトでもトイレでタバコ吸ったヤツがいたそうだ。
高校生や中学生じゃあるまいし便所タバコかよ・・・。
なあ〜んて思ってちゃいけないんだよね。
火のついたタバコをゴミバコに放り込むヤツだっている。
そんなバカなことがあると思ってないと・・・。
 CAがヒステリックに絶対に止めるようアナウンスしたそうだ。
でも、そんなヤツは動じないのである。
必ず又、吸うのである。
当世は良心の呵責なんか期待するのが大間違いだ。
こんなヤツがいることを前提に仕組みを作なきゃダメなのである。
煙を探知したら即、スプリンクラーで水をぶっ掛ける仕組みとか・・・。
ホントは炭酸ガスでいいと思うんだけど、死体処理がうざい。
悪質な客は手錠してオリに入れるとか・・・。
アメリカのようにライターの機内持ち込み禁止が手っ取り早い。
 タバコで済むって保証もない。
トイレで放火するヤツだっているかも・・・。
座席でシートに火をつけたヤツもいたらしいし・・・。
雑誌や新聞だって焚き付けにはもってこいじゃん。
 ブラックリストも必要だべ。
素行不良の常習犯は絶対に搭乗拒否すべきだ。
何か騒ぎを起こしたらソク最寄の空港に着陸して警察に引き渡す。
当然、他の客の迷惑料から何からゴッソリ請求する。
払えなきゃ刑務所に入れて強制労働で償うっくらいでいいと思う。
何せ、大勢の罪の無い小市民の命が懸かってるのである。

 ここ暫くはJALだけが集中攻撃を受けてた。
得意の寄ってたかって攻撃だ。
遂に「日経ビジネス」が特集まで組んだ。
御巣鷹山から20年」
「現場不在の咎」と来た。
辞任したカネゴンは「敗軍の将」にされてた。
 別にJALの肩を持つ気は毛頭ない。
でも、JALだけがヒトの質が落ちるなんて事はある訳がない。
みんなおんなじ日本人だぜ。
ANAだってJRだって私鉄だって皆おんなじに決まってんじゃん。
「日経」だって決してヒトのこと言えたモンじゃなかんべ。
 ここ数日、ANAが叩かれ始めてる気がする。
多分これから次々と内部告発ネタみたいなのが出て来るんだべ。
マスゴミはそろそろJALに飽きてきた。
次のオモチャを求めてゴソゴソゴキブリみたいに家捜しを始めたとこだ。
気の毒に、次の獲物はANAか・・・。

  • 安堵

 ま、何はともあれ嫁さん達の飛行機が落っこちなくって良かった。
そんな気持ちにさせられる世の中になった・・・。
飛行機はクルマより安全だとか言われてたけどねえ・・・。
毎日のようにトラブってるもんなあ・・・。
やれ、タイヤが取れたの、エンジンが止まったのって・・・。
昔に較べて事故の確率は数万倍上がってるような気がする。
 地べたを走ってる一番安全なはずの鉄道でもあの有り様だ。
JR西日本に限らず鉄道事故だってどこでも起こりうる。
電車に乗るときは絶対に前の方には行かない。
ヒトが介していることは全ておんなじ。
 企業はヒトの質が悪くっても安全を確保出来る仕組みを作るしかないべな。
ヒューマンエラーを極力減らす仕組み。
ヒトがミスっても最悪の事態は避けられる仕組み。
「フェールセーフ」とか言うけどもっとシンプルでいいじゃん。
整備士かその家族を必ず整備した乗り物に乗せるとか・・・。
それはそれで問題あるかな・・・?
かえって保険金殺人に利用されたりして・・・。
 いずれにしても小市民は少しでも事故に遭わないように逃げまくる。
これっきゃない!