嫁さんのバリ島旅行記Ⅱ

  • メシ

 バリも3回目になると勝手がわかってる。
嫁さんはカップ麺とビールと水を詰め込んで出掛けて行った。
それと出発前におにぎりや寿司も買って行った。
これは必須なのである。
「ナースS々木」にも感謝されたようだ。
 バリのデンパサール空港につくのは夜の22:00過ぎ。
ホテルに着いて荷物を片付けて落ち着けば真夜中。
やれやれと思う頃に腹が減ってくる。
もうこの時間になるとレストランもみんな閉まっている。
やってるのはバーとかデスコとか・・・。
この時におにぎりがある有難さは堪えられない。
経験者の知恵である。
 朝メシは毎朝ブッフェが付いていたらしい。
ホントはインドネシア料理とかいろんなモンがあるんだけど・・・。
このヒト達は毎朝コンチネンタルブレックファストだったらしい。
コーヒーにトースト、スクランブルエッグ、ベーコンみたいな・・・。
日常的である。
昼メシは持ってったカップラーメンを喰ってたらしい。
これも極めて日常的だ。
夜は新たにホテルにオープンした和食レストラン「南風」に通ったらしい。
昔はホテルの近所に「祭り」っていう和食レストランがあった。
安くは無かったけどちょくちょく行ってた。
スタッフから今は経営が変わってお勧めしないと言われたらしい。
そこでこの「南風」は助かったらしい。
刺身から各種つまみ、寿司、和麺と幅広かったそうだ。
安くて美味かったのでほぼ毎日行ってたようだ。
メシは至極日常的だったようだ。
日本にいるときと何も変わんないじゃん。

 インドネシア料理を喰ったのは2回だとか。
正確に言うと1回だけらしい。
最初は「パサール・センゴール」というディナーショー。
これは結構バリでは有名らしい。
グランドハイアットの広い庭を使ってショーとブッフェ形式のディナー。
屋台がたくさんあっていろんなモノも売ってたりする。
パサールは市場なんである。
昔行ったときはバリ中から観光客が集まってすごい熱気だった。
今回、客は3組だけだったとか・・・。
そりゃ、盛り下がっちゃうなあ・・・。
何にしてもインドネシア料理はお気に召さなかったらしい。
 もう1回は帰国の日の夕食。
帰り便は真夜中、機中泊なので1日フリーである。
このツアーは18:00までホテルの部屋が使えたそうだ。
しかも夕食に「ナシゴレン」が付いてた。
オフシーズンならではのサービスらしい。
そのサービスをご両人は「ナシゴレン」は喰いたくないとゴネた。
んで、結局「クラブサンドウィッチ」に交換してもらったとか・・・。
 良かれと思ったのか「クラブサンドウィッチ」は山のように出て来たらしい。
んで、「あたしたちゃ、ウマじゃないんだから!」
ってんで申し訳なかったがほとんど残して来たそうだ。
その足で和食レストラン「南風」に行ったとか・・・。
稲庭うどんか何か喰って帰国したらしい。
ホテルも大変だ。

  • アクティビティ

 リゾッチャの楽しみは何っつってもぜいたくな時間の使い方。
なあ〜んにも考えない時間を過ごすなんて非日常的。
ちょっとテニスでもして、プールで身体をほぐして・・・。
プールサイドの木陰で日光浴しながら本でも読んだりして・・・。
時々オイルマッサージなんかかかったりして・・・。
どこからとも無くガムランの音が聞こえて・・・。
チャカポコチャカポコ・・・。
いいよなあ〜。
夜はラウンジでピアノ演奏を聞きながら美味いビール。
ピアノは何でもリクエストに応えてくれる。
当然オレンジレンジとかはダメだろうけど・・・。
火照った身体に夜風が気持ちいい。
あ〜、いいなあ〜。
最高だべなあ・・・。
 グランドハイアットはアクティビティも充実してる。
やろうと思えばダイビングでもパラセイリングでも何でもOK。
サンドバギーや何かいろいろな遊びもあった。
ゴルフやあっちこっちへのオプショナルツアーもある。
でも、このホテルに泊まって出掛けるのはもったいない気がする。
ホテルにいることが非日常的なのだ。
嫁さん達も優雅にプール・サウナ・マッサージで暮らしてたらしい。

  • 土産

 嫁さんにグランドハイアットのTシャツだけ頼んでおいた。
ここのロゴはめっちゃオシャレだ。
Tシャツはデザイン・品質ともに文句なし。
昔行った時に買って、10年以上着てるけど型崩れしないし飽きない。
海外旅行の時にいつも現地で着る。
着てると必ず誰かからヒトコトある。
知ってるヒトも少なくない。
「あ、グランドハイアットのTシャツだあ〜」とか言われる。
 特に外人さんに評判がいい。
おっさんに誉められることは無いけど女性には何度も誉められた。
「あらいきゃしゃ〜っ!」とか「ないっしゃ〜っ!」とか・・・。
 嫁さんが忘れずにTシャツを買ってきてくれた。
デザインはちょっと変わっていたけど相変わらずいい。
モノもしっかりしてる。
値段は$15っていうから当時の半額くらいになってる。
何でだろ?
それとホテルの部屋にあるのと同じバスロブも買ってきてくれた。
これが又気持ちいいんだよねえ・・・。
思い入れがあるからなお更だ。
風呂上りに着てると爽やかな海風が吹いてくるような気がする。
この夏はウチのベランダでバリするか・・・。
 珍しく鳴り物も買ってきた。
どこへ行っても鳴り物を提案すると必ず却下だったのに・・・。
シンプルな楽器だ。
半分に割ったヤシの実で琵琶みたいな形だが弦はない。
その代わり何本か金属のヘラを取り付けてある。
真中は穴が空いててギターと同じように響く仕組みになってる。
指で金属のヘラを弾くと何とも言えないいい音がする。
あのビヨンビヨンというガムランの音だ。
 ホントは竹の鳴り物も買おうと思ったらしい。
でも結構大掛かりなのである。
音もいい音なんだけどけっこうでかい。
近所から苦情が来そうだ。
ま、広い庭のある家でも買ったら買いに行けばえ〜がね・・・。

 救命胴衣はちゃんとあったらしい。
ヨーロッパ線に比べると飛行時間は半分以下。
どうしても限られた時間なので食事も簡単だったらしい。
 帰りは真夜中で機中泊なので食事なし。
マドレーヌとか簡単なリフレッシュメントみたいなモンだったそうだ。
それも深夜、みんな寝こいてるので大半がテイクアウト。
嫁さんはいつも通りひたすらビール飲んでるだけだから関係ない。
つまみも自前でごっそり持ってるし・・・。
 映画は相変わらず最新のが沢山あったそうだ。
でも、飛行時間が短いのでそんなに観られない。
嫁さんは「ミリオンダラー・ベイビー」に絞って観てきたそうだ。
感想は「カネ出して観に行くほどじゃなかった」
後、他の作品も大して面白いモンが無かったと言ってた。
最近、映画も不作かも・・・。
ま、無事に帰って来てやれやれだ。
お互いにお疲れ様!