嫁さんのバリ島旅行記

  • 口述筆記

 嫁さんはパワーアップして帰って来た。
いい慰安旅行が出来たようだ。
機関銃のようにバリ島の話が出てくる。
せっかくの想い出話だ。
一発、帰朝報告でもまとめてみたら如何かと・・・。
えっ?
あたしゃ忙しい・・・?
そ〜ですか・・・。
一気呵成にぶち撒いてしまったらあとは記憶の彼方になりそうだ。
せっかく写真も撮ってきたこったし・・・。
 ま、とりあえずしゃべってもらおうじゃないの。
記憶が残ってる内にしゃべっちゃってもらって口述筆記ということで・・・。
とりあえず、機関銃のタマをすくい取って書いてみよう。

 やっぱ、いいホテルだったらしい。
ジュンちゃんも訪問した時にここに泊まったそうだ。
んだべなあ。
あの何ともいえないゆったりした時間の流れはたまんないよなあ・・・。
遠くでガムランの音がチャカポコチャカポコ・・・。
 でも、ずいぶん変わったらしい。
やっぱあのテロ以来客足が激減してるという。
往時の3割程度しか客が入ってないそうだ。
やむなく一部施設を閉鎖してスパに改造中だったとか。
でも、サービスは絶対に落とさないようにしてたらしい。
いつも貸切状態だったテニスコートやガーデンプールも閉鎖。
10年以上前に2年連続で遊びに行った時とは全然違ってたそうだ。
リゾッチャの難しいところだよなあ・・・。
あんまりイモ洗いだったらうんざりしちゃうけどあんまりヒトがいないのもねえ・・・。
「何だか寂しかった」
リゾッチャに行って、それも何だかなあ・・・。

 どこに行っても言葉に不自由しなかったそうだ。
ほとんど英語なんか使わなくっても大丈夫だったとか。
ホテルでもタクシーでも売店でも皆日本語を勉強しながら働いてるらしい。
そうだよなあ・・・。
観光で喰ってるとこだもんなあ・・・。
介護役の「ナースS々木」も英語を使う場面が無くって残念。
 白人の観光客は激減してたらしい。
やっぱテロで死んだのは大半はオーストラリア人だったし・・・。
昨年末の地震は関係無かったんだけど、西欧のイメージは悪かろう。
嫁さんがタクシーの運ちゃんに訊いたらバリでは「津波」を知ってるそうだ。
昔からの言い伝えで大きな地震が来たら「津波」から逃げる事になってるとか。
同じインドネシアでも広いしねえ・・・。
こんな四方山話が出来るくらい運ちゃんは日本語が上手いんだ。
 バリも例にもれずアジアの発展目覚しい国の観光客が増えたそうだ。
韓国・台湾・中国からの客に加えてインド人が結構いたそうな。
ヒンズー教つながりとかってあるんかな?
ジモティもこれからは中国語を覚えた方が将来明るいかも・・・。

  • 「ギャレリア」

 「グランドハイアット・バリ」の隣に「ギャレリア・ショッピングセンター」ってのがあった。
ちょっと散歩がてら歩いて行ける近さだ。
やはりご近所の高級ホテル「メリア・バリ・ソル」と共有。
専属ショッピングアーケードの風情だった。
島中から観光客が集まって賑やかだったし、いろんなイベントをやってた。
前に行った時はここで「レゴンダンス」「バロンダンス」「ケチャ」を見た。
バリらしい面白い店が並んでて買い物も楽しい。
いろんな手工芸品があって見てるだけでも飽きない。
いざ、買うとなったら交渉だ。
楽しみながら値切ってテキトーなところで握手して・・・これも面白い。
・・・はずだったが、全面改修中だったそうだ。
タクシーの運ちゃんいわく、再開未定なんだとか・・・。
それはあまりに寂しい・・・。
 嫁さん達は仕方なくクタの町まで行ったそうだ。
クタの町のド真中にテロの犠牲者の慰霊塔が建ってたそうだ。
これもリゾッチャの町にとって重たいべなあ・・・。
新しく出来たショッピングセンターで買い物をして来たとか。
でも雰囲気が全然違うだろうなあ・・・。
やっぱ10年はひと昔か・・・。

  • ウウ゛ドゥ

 最近はここがトレンディらしい。
バリ芸術の村として脚光を浴びてるとか。
嫁さん達はオプショナルツアーで行って来たそうだ。
目的はウウ゛ドゥの寺院で行われるホンマモンの「ケチャックダンス」
 昔、ギャレリアで見たのとは全然違ってたそうだ。
ホンマもんのトランス状態でも踊りだったとか。
クライマックスで踊り手が焚き火の中を歩き回るそうだ。
火のついたヤシの実を蹴っ飛ばしてたとか・・・。
ヤシの実がギャラリーの方に飛んできて大騒ぎだったらしい。
「ひえ〜っ、ケツに火が・・・」とか。
これがホントの「ケツ焼くダンス」なあ〜んちゃって・・・。
 ダンスを見るのは5万ルピア(約500円)。
JTBで手配してくれたウウ゛ドゥまでのクルマ代が$60(約6,600円)だって。
旅行会社も美味しい商売してるなあ・・・。
続きは又次回に・・・。