続々々・アメリカのこと

  • マック

マックは今年で50周年を迎えたそうだ。
何と同級生。
アメリカ文化の象徴だべなあ・・・。
今や119ヶ国に31,500店以上あるらしい。
客数は1日あたり4,800万人とか・・・。
マックの値段でその国の経済がわかるなんて言われた。
マックにまつわる想い出はいろいろある。
初対面は1973年の夏。
東京でこの喰いモノに出会った時はショックだった。
当時も値段は確か100円くらいだったと思う。
生まれてこの方味わった事の無い奇妙な喰いモンだった。
特に挟んであるピクルスが怪しげな味だった。
一瞬、「げっ!」と思ったがクセになった。
昼メシに毎日喰ってた時期もあった。
今ではとっても喰う気が起こらないけど・・・。

  • 旅の友

マックは意外に海外旅行の強い味方。
どうしようもない窮地に追い込まれた時もマックは万国共通。
窮鼠、マック喰う。
一番印象に深いのはオーランドのマック。
この時はこれでもかってくらい安いパッケージで旅に出た。
現地スタッフの最低限の送迎以外は放ったらかし。
ホテルも辺ぴな場所の安モーテルだった。
オーランドのホテルには夜、到着。
が、安モーテルにはレストランが無い。
近所にメシを喰えるようなところも見当たらない。
ホテルで訊くと、ちょっと離れた場所のマックを教えてくれた。
仕方がない。
オーランド初日のディナーはマック。
翌朝から毎朝ブレックファーストもマック。
この油っこいガサツな味は忘れられなくなった。

  • 食糧廃棄率

最近は日本でもこのガサツな食文化がすっかり定着した。
ジャンクフードって言い得て妙。
大量生産・大量廃棄。
生産ったって6割が輸入なんだけど・・・。
日本の食糧自給率と廃棄率ってどうも気になっちゃう。
何となく薄氷の上にいるような気がしちゃう。
コンビニ屋も好きじゃない。
最初っから無駄を含んだ商売ってどうもねえ・・・。
店員が弁当を廃棄する姿を見るとどうもあずましくない。
ファミレスも街の食堂も同じ。
どうも残すって出来ないんだよなあ・・・。
「オレってちっちぇえ!」のかな・・・?
最近、アメリカの食糧廃棄率の記事があった。

 アメリカで出回る食糧のうち収穫から流通、食卓を通じて40〜50%が無駄に捨てられ、経済損失は約1千億㌦(10兆7千億円)に及ぶ。アリゾナ大学応用人類学研究所のティモシー・ジョーンズ博士がこんな調査・推計結果を公表した。
 4人家族の一般家庭では1日約580㌘の食糧が捨てられていた。賞味期限切れのパック、肉、缶詰、乳製品などのゴミを調べると、野菜が27%、穀類が20%、果物が16%、肉が11%を占めた。ゴミになる食糧は1年に212㌔、約590㌦。全米の家庭に換算すると約430億5千万㌦(4兆6千億円)になった。
 流通段階ではコンビニエンスストアで食糧の26.33%、ファストフード店で9.55%、レストランで3.11%、スーパーで0.76%が捨てられていた。農場ではオレンジの29%が傷みなどから出荷までに捨てられる。ブロッコリーの19%、ニンジンの3%がゴミになっていた。
        ◇
 農水省が1月に発表した04年食品ロス統計調査によると、日本国内の食堂とレストランで食事の3.3%が食べ残しになっている。家庭を含めると約11兆円分の食べ残しがあるとの政府試算もある。

いやあ〜、感心した。
アメリカ人でもそんな事を気にするヒトがいるんだ・・・。
やっぱ、アメリカはスケールがでかい。
気前よく食糧の半分は捨てちゃう。
そんなちっちぇえ事い〜じゃんってか?
確か、日本では食糧の4分の1が捨てられてる。
数字だけ見れば日本の方がましとか言うんじゃな〜い?
でも、アメリカは食糧自給率100%以上ですからあ〜〜っ。
残念!
(もう既に懐かしい存在に・・・)