続々・アメリカのこと

  • 新聞記事

時々、取ってつけたように外国のトピックスが載る。
何の脈絡も無く、周辺記事とも関連がない。
如何にも埋め合わせみたいな・・・。
多分、そのものだと思うけど・・・。
でもこういう記事が案外面白い。
話半分に読んでもなかなか・・・。
特にお気に入りはアメリカネタ。
信じらんない話がポンポン出て来る。
どっかの地の果ての先住民族ネタに共通したモノを感じる。
人種・文化のルツボ。
何でもありだからこそのネタかも・・・。

  • 「ライブ−ショット」

ホリエモンの会社とは関係ない。
先月のはじめに記事になった。

 インターネットを通じて遠隔地の銃を操作し、家に居ながらにして動物を撃つ「オンラインハンティング」の計画が、米国で持ち上がった。ハンティングしたくてもできない人などを対象に今月9日にサービスを開始する予定だったが、「残酷だ」「ハンティングではない」などの批判が相次ぎ、禁止する法律を制定した州もある。
 〜中略〜
 サイトによると、牧場内に設置したライフルをインターネットを通じて操作し、動物を撃つ。会員になると10発の銃弾を撃つ20分の時間枠を予約できる。動物は原産地がアフリカのヒツジやインドのアンテロープ、野生のイノシシなどで、倒した動物の肉を届けるサービスもするという。
 クリスチャン・サイエンス・モニター紙によると、牧場主は障害者とともに働いた経験から、ハンティングをしたくても野で動物を追うことのできない人たちを念頭に計画を思い立ったという。実際に関心を寄せている人は、約25人だという。
 計画が昨年明らかになってから、動物愛護協会とともに、ハンティング愛好団体からも反対の声が上がった。ハンティングの自由を標榜するサファリ・クラブ・インターナショナルは5日、「インターネットを通じてリモコンで野生の動物を殺すことは、いかなる意味でもハンティングではない。このような活動を現在も将来も支持しない」と表明した。

・・・。
あいたクチが塞がんなくなる・・・。
この感覚とクジラを守れって言う感覚がまるで噛み合わない。

  • 「保護対象外」

これは1ヶ月くらい前に記事になった。

 米ウィスコンシン州で11日、州の自然保護や資源活用を決める自然保護会議が72の郡で開かれ、「人の手を離れて野生化した家猫は動物保護の対象ではない」とする提案を72郡の賛成票計6、830、反対票計5,201で可決した。自然保護団体は猫の狩猟に道を開く提案だ」として反発している。
 〜中略〜
 家猫はネズミやリスなどの駆除などのために米国に持ち込まれ、同州だけで200万匹いるとされる。同州で毎年、推定3,900万羽の鳥が猫に殺されているという。一方、「猫を撃つな」と活動している自然保護団体は、鳥類の減少は生息地が減っているからだと主張、自然保護会議について「ハンターのロビーだ」と避難している。

・・・。
野生化した猫は鉄砲で撃っちゃえってか?
何でもありだ。
この感覚なら自分以外の何でも撃っちゃうべな。
昔、ハロウィンの晩に撃ち殺された日本人留学生もいたなあ・・・。
そりゃニチジョウチャメシゴトだべ。
銃とともに暮らすというのはこういうことなんだろうなあ・・・。

  • アーティスト

これも1ヶ月くらい前の記事。
概略はこんな内容。

 ニューヨークのメトロポリタン美術館で、英国の美術家「バンクシー」がガスマスクをした女性の肖像画をはり付けた。
更に「バンクシー」はニューヨーク近代美術館MoMA)にも、ウォーホールを模した青いトマト缶の絵を掲げた。
アメリカ自然史博物館には、米軍戦闘機の翼とミサイルの模型を取り付けたカミキリムシの標本をかけ、学名の下に「米国」とやった。
ブルックリン美術館は、近世の兵士の肖像画だった。左手にスプレー缶を握り、黒っぽい背景にはピースマークと[NO WAR」とあり、そのペンキがしたたっている。
グッゲンハイム美術館も狙ったが、ピカソの作品の間しか空いていなかったので自制したそうだ。
 いずれの作品も3月13日に掲げたそうだが、4日間「展示」していた美術館もある。ブルックリン美術館には「売ってくれないか」「どこに行けば見られるのか」などの電話が相次いだ。
 バンクシーと接触できたメディアの報道によると「死後に有名になるまで待つことはない」と掲示を決意した。「これらの美術館はひとにぎりの億万長者のための宝庫にすぎない。一般の人たちは展示について何も口出しできない」とも話していた。
 日本の美術館のある学芸員は「自分の価値観を持たず、名前だけで絵を見に来る人たちへの強烈な批判にもなっている」と話している。

これはなかなか面白い記事だった。
数少ない貴重なアメリカの良い面かも・・・。
確かに欧米の美術館ってほとんど作品を裸で掲示してる。
警備員も大雑把。
自分の絵を貼っちゃうってのがいいよなあ・・・。
やってやれない事は無いだろうなあ・・・と思う。
皆が暫く気が付かなかったって事は良いデキだったのかも・・・。
見たい気もするなあ・・・。

  • 賠償金

これは最近の記事。

 ペットの猫を隣家の犬にかみ殺された飼い主が犬の飼い主に損害賠償を求めていた米国の裁判で、米ワシントン州シアトルの地裁は、犬の飼い主に約4万5千㌦(約472万円)を支払うよう命じた。訴えていたポーラ・レーマーさんの弁護士が10日、明らかにした。ペットをめぐる賠償金の判決としては米国で最高額という。
 判決は飼い猫が死んだ賠償として約3万㌦(約315万円)のほか、レーマーさんの精神的苦痛の補償として約1万5千㌦(約157万円)を認めた。

弁護士の会見してる様子が目に浮かぶ。
ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。
ど〜だ参ったか。
オレに任せりゃ必ず勝てるぜよ、お客さんいらっしゃ〜い。
アメリカは弁護士の楽園らしい。
何でもかんでも訴訟社会。
どんな手を使っても勝つのが売れっ子弁護士。
正しいとか間違ってるとかいう問題じゃなさそうだ。
やっぱ腕力だけの社会ってことか・・・。