パソコンのことⅢ

  • 退院

我が家の娘が退院した。
ⅠBMのパソ子だ。
GW2日目から丁度1週間の入院だった。
入院先にはとっても面倒を掛けた。
嫁さんのお友達というだけですっかり甘えてしまった。
めっちゃお世話になってしまった。
「ドクターS々木」にはGWの大半を治療に費やして頂いた。
ホントに有難かった。
北の方を向いて合掌!
娘は入院前より大きくなって帰ってきた。
以前より元気になった気がする。
正直なところもうダメかと思っていた。
弔いも考えていた。
それが見事に生き返った。
ホントに生きてるだけで儲けモン。
せっかく元気になったんだから早速今日からリハビリだ。
極力、身体に負担を掛けないように大事にしてやろう。

  • 大手術

「ドクターS々木」がいなかったら、きっとパソ子は成仏してた。
「ⅠBMサービスセンター」なんてGWで混んでて電話がつながんない。
うざいので量販店に持ち込んで修理に出すか、買い替え。
多分、修理は結構な金額になるので買った方がいいって言われるだろう。
お約束のコースが待っていたかも知れない。
「ドクターS々木」はプロフェッショナルだった。
昨日は「ⅠBMヘルプセンター」とも電話で話して頂いた。
やっぱマニュアルトークのお姉ちゃんではラチが明かなかったらしい。
専門家らしき男性スタッフに電話を代わったそうだ。
我々ド素人には到底出来ない。
でもプロとは言え、大変な治療をお願いしてしまった。
病状は重篤で大手術になってしまった。
切開手術だけでは済まなかった。
大幅な臓器移植が必要になってしまった。
輸血も大量になった。
GWの1週間をまるまる潰してしまった。
恐縮の極み。
北の方を向いて合掌!

  • 送迎

何と、パソ子の入退院は送迎付き。
「ドクターS々木」と「ナースS々木」お揃いで来て頂いた。
本来であれば当方から馳せ参ずべきところ・・・。
パソ子をお送り頂いた上に、往診までお願いしてしまった。
お借りしていたパソコンと入れ替え。
インターネットの設定やら何やらもまた、お願いしてしまった。
ド素人は使いが荒くて壊すばっかし・・・。
いざ壊れたらまったくのお手上げ。
情けないモンである。
でも今回は良い経験になった。
漠として取っ掛かりが見えないが、少し勉強したい気持ちになった。
「ドクターS々木」宅に修行に行こうかな・・・。

  • お茶

今回は診療が済んでからちょっとお茶して頂いた。
「Bッハマン」のお菓子と英国調達のレディ・グレーでひと息。
近所につっかけサンダルで買い物に行ける店があるのは有難い。
ほとんど近所は我が家の冷蔵庫。
何かの時でもとっても対応が楽だ。
しばし歓談。
よく考えてみると「ドクターS々木」のご尊顔を拝したのは今日で2回目。
初回が、パソ子がぶっ壊れてパニクった入院の日。
「ナースS々木」は挨拶程度だが何度かお会いしたことはあった。
嫁さんたちの遠足の写真なんかでも拝見してた。
そうか、ダンナさんは初対面だったんだ。
何だか初めてお会いしたような気がしないなあ・・・。
昔からず〜っと知っているような錯覚にとらわれる。
如何に普段、嫁さんからイメージを刷り込まれていたかがわかる。
頭の中には完全に「ドクターS々木」像が出来上がってた。
そしてほとんどズレが無かった。
そいできっと初対面って気がしないんだな・・・。
それにしてもすっごくホッとした。
こんな世の中で、こんな生き方を貫いてるご夫婦がいるんだ。
何だか希望が湧いてくるじゃありまへんか。

  • 触媒

子は鎹(かすがい)。
確かにそうだろうなっと思う。
ウチのお坊ちゃまも強力なカスガイだ。
鎹には夫婦がお互いを知って、かつ忍耐を知るニュアンスがある。
でも外部のヒトは触媒。
ちょいと小耳にはさんだ話だけど・・・。
今回の入院治療で「ナースS々木」に新発見があったとか・・・。
「ドクターS々木」の技術が如何に凄いかを再認識したそうな。
改めてダンナさんに尊敬の念を抱いたようでとってもよかった。
迷惑を掛けた当方としては望外の喜び・・・。
いい触媒になれた。
確かに外部のヒトを通じて連れ合いの意外な一面が見えたりする。
「内弁慶」ってコトバは聞くけど、「外弁慶」ってのは聞かない。
多分、無いんだろう。
外部と接している時にそのヒトの頑張り度が見えたりする。
んで、それがそのヒトの「評」になってることが多い。
多分、隣近所でも会社でも遊び仲間でもおんなじ。
連れ合いにとってはそう言う場面は結構面白いかも・・・。
鬼が出るか、蛇が出るか・・・。
間違いなく家の中で見えない連れ合いの一面が見えたりする。
そう言う意味でも夫婦共通の外部との接点はあった方がいいかも・・・。

  • 阿吽

阿吽の呼吸ってあると思う。
通じるヒトがどんどん減ってるとは思うけど・・・。
今回の我が家のパソ子の治療では、それを痛感した。
やっぱ「感性」だと思う。
痒いところに手が届くと言うか、ツボがわかると言うか・・・。
ホントにお世話になっちゃった。
こちらの気持ちを心憎いまでに読み取ってくれる。
あんまり図々しく言えないんだけど・・・と思ってると察してくれる。
もうべろべろに甘えてしまった。
ほとんど帰宅時のまお状態だ。
これは何とかお礼の気持ちを表したい。
作戦を練ろう。
「キリギリス夫婦の草むしり回数券」ってのも考えた。
でも、この夫婦は草むしりの後でビール飲ませろとか言いそうだ。
ビストロ「M」ディナーショーなんてのはどうかな・・・。
ここんち店主が酔っ払いだからなあ・・・。
もうちょっと作戦を練ろう。