パソコンのこと

  • 「ヘルプセンター」

参った。
どうあがいてもダメ。
パソコンが手の施しようが無い状態にハマった。
朝、ⅠBMの「PCヘルプセンター」に電話した。
ここんちの対応は親切で定評があるらしい。
確かに入れ替わり立ち代り出て来る窓口担当者は折り目正しい。
口調は丁寧だし、操作も事細かに教えてくれる。
手前味噌だけど、電話案内でもヘルプ体制ナンバー1とか言ってた。
が、やり取りしていてだんだん不安になって来た。
「マニュアルをFAXしますので、リカバリーをしてみて下さい」
でも、待てど暮らせどFAXは来ない。
催促の電話をする。
さっきとは別の担当者がPCの対応履歴を見ながら答える。
カチャカチャカチャカチャ・・・。
「機械的にFAX送信してますので、現在の状況を確認します」
「あ、そうなの・・・」
「あっ、まだ未送信ですね。至急お送りします」
それから1時間後、FAX到着。
FAXを読むと付属の「リカバリーCD」の準備をしろと書いてある。
でも、どうしても「リカバリーCD」が見つからない。
また電話。
別の担当者が「調べますので、少々お待ち下さい」
カチャカチャカチャカチャ・・・。
「すみません。その機種はリカバリープログラムが内臓されてますね」
「・・・最初からCDはついてなかったんですか?」
「はい、別のマニュアルをFAXしますので・・・」
てんめえ〜。
湧き上がる不安・・・。

約30分後、FAX到着。
早速、マニュアルに従ってリカバリーにチャレンジ。
最長2時間かかると言われてた。
が、5分で終わった・・・?
立ち上がる気配もない。
つきまとう不安・・・。
また電話すると、また別の担当者。
カチャカチャカチャカチャ・・・。
「じゃ、「FDISK」をやってみましょう。マニュアルをFAXで送ります」
また、30分後、FAX到着。
もうこの頃になると嫁さんは家事や「まおさん」に取り掛かった。
付き合ってらんない・・・。
同感だ。
マニュアルに従って「FDISK」にチャレンジ。
いよいよ後戻り出来ない領域に足を踏み入れた。
ドライブC:の94%を削除。
あ〜あ、もう何も無くなっちゃった・・・。
でも、立ち上がらない。
「YOUR BIOS IS NOT COMPATIBLE・・・」
また、電話。
カチャカチャカチャカチャ・・・。
「それですと、もう修理センターに出して頂くしかないと思います」
「・・・」
「修理センターの電話番号を申し上げます。○○××です」
「そこに送るの?」
「手続きはそちらで説明します。お電話有難うございました」
ヤに切り上げが早い。
マニュアルトークが傷心にしみる・・・。

  • 修理センター

正式には「ⅠBMサービスセンター」というらしい。
遂に入院か・・・。
早速、電話してみた。
「本日は休業です」
てんめえ〜。
明日、電話するっきゃない。
パソコンを梱包したりうざいんだべなあ・・・。
2週間はかかると言ってたしなあ・・・。
パソコンを買った量販店はどうだべ?
保証書を引っ張り出してみた。
おっ、「5年間保証書」が出て来た。
やったぜ!これで無料修理出来るじゃん!
保証書をじっくりと読んでみた。
「免責30,000円」と遠慮がちな文字を発見。
なあ〜んだ。
修理期間も1週間くらい延びる。
何だかなあ・・・。
結局、政府方式を採用。
「問題は、先に送って栓を抜き・・・」
ついに丸一日つぶれた。
何とも先行き思いやられるGWの始まりだ。
「まおさん」にも行ってやれんかった・・・。

  • 災厄

予兆はあった。
ここしばらくヤに重たいなあ・・・とは思ってた。
そろそろ「デフラグ」とか、やらんとなあ・・・と思ってた。
世の中、なかなかうまくいかないモンだ。
今週は出張や夜の仕事が続いた。
出張の間にパソコンが変調を来たした。
急に画面が小さくなってしまったらしい。
嫁さんがパニクった。
「PCヘルプセンター」に電話した。
窓口いわく、
「それはやばいっす。もうすぐ真っ黒になりますね」
「えっ?」嫁さん更にパニクる。
「バックアップを取っといた方がいいですね」
んで、とりあえず画面を普通に戻す手順だけ教わった。
翌日、酔っ払って帰るとそんな話だった。
とりあえず画面は普通の状態に戻った。
でも、酔っ払いにこれからバックアップを・・・という元気はない。
「連休に何の予定も無いし、じっくりやろうかね・・・」
甘かった。
災厄は一足先にやって来る。
連休前夜に災厄はやって来た。
ドライブC:エラーメッセージ、スキャンデスク状態になった。
スキャン途中でまた、エラーメッセージ。
フリーズしてやむなく強制終了。
以後、立ち上がらなくなってしまった。
あ〜あ。