敗軍の将のことⅧ

  • 終演

ライフドア・ショーが終わってしまった。
意外にあっけなかった。
あんまり簡単に終わっちゃうとつまんない。
せっかくフルキャスト「ワタオニ」状態になったのに・・・。
ライフドア、ニッボン放送、ブジテレビ、ソフトパンク・・・。
村亀ファンドや楽夫、角河HDも加われば勢揃いだった。
これからすったもんだで楽しませてくれると思ったのに・・・。
くたびれちゃったのかな。
ここしばらくは中国に話題をさらわれちゃったからなあ・・・。
報道される機会もぐんと減ったし・・・。
本人たちもつまんなくなっちゃったかも・・・。

  • 想定

結局、ブジテレビがニッボン放送株を取得価で買い取る。
更にライフドア株12.75%に出資。
ま、後からは何とでも言えるんだけど・・・。
この結末も想定内だった?
そんなこと言っちゃうと、またつまんない。
やっぱ目的はカネだけだったって言われちゃうじゃん。
和解条件で、株の買取りと球団経営をもらえば良かったのに・・・。
その方が話としては面白かった。
ライフドア・ブル〜ウェ〜ブとか・・・。
想定内のカネの決着じゃ一番つまんない。
新しい日本と遅れた日本の闘いだとか言われたのに・・・。
メディアのムラ社会に鉄槌を、なんて期待があったのに・・・。
外国メディアもずいぶん評価してたのに・・・。
何だか全体が色あせてしまった。
気のせいか、ホリエモンってだんだんブクブクして来たような・・・。
覇気ある青年実業家のイメージから遠ざかってる。
成金オヤジっぽく見えて来た。

  • 新ゲスト

ライフドア・ショーが予想外に早くネタ切れちゃった。
また、次のネタの為に充電期間に入るのかな?
半年か、1年後にまた始まるかな・・・?
最近の「敗軍の将」のコーナーに新ゲスト登場。
元MHKのエビちゃんだ。
昨秋に続いて2回目の登場。
今回は「是非、出させてくれ!」って言ったんじゃないかな?
かなり元気いっぱいな記事だった。
「弁解と受け取られるのは嫌なので、きちんと書いてください」
と予防線を張ってからインタビューしたみたい。
んで、元気いっぱい自己弁護と不平不満を並べてた。
ダイジェスト版にしてみた。

    1. 今年、1月に受信料収入減少の責任を取る形で会長を辞任したが、きっかけとなった不祥事は最高責任者である僕の責任であり、言い訳するつもりはない。
    2. 受信料不払い・保留件数が70万件を越えたことは見通しや時代認識が甘く、経営責任も若干はあるが、某新聞社をはじめマスコミが不払いを煽った事が大きな原因だった。
    3. 私に「エビジョンイル」というあだ名をつけてあることないことを取り上げて悪役に仕立てた。根性が汚いと思う。マスコミの自殺行為と言っていいんじゃなかろうか。同業者として憂えている。
    4. 不払い加速の一番のきっかけは、労働組合幹部が責任追及を始めたことで、企業内組合がトップの責任を追及するという例は日本ではほとんどない。某新聞記者が組合幹部にアドバイスしたのが見て取れる。
    5. 顧問就任もマスコミに非難されたが不思議な話だ。僕が頼んだ訳じゃない。MHKの顧問は今まで自動的に就任してきた。僕は会長を7年やり、1つの改革をやり遂げて会長を辞した。顧問制度のある会社なら顧問になるのが当然で、非常に不本意だ。
    6. 政治家とのつき合いは当然あるが、変な意味でのつき合いはない。旭新聞の政治介入・事前説明記事は僕を追い出す為の陰謀じゃないだろうか。そう勘ぐらざるを得ない。
    7. 番組内容を公平に編集するのは当然。MHKが特定政党に偏ったことは無いから、僕の会長時代の予算はすべて全会一致で承認された。公平やってきた証拠だ。私のどこが間違っていたのか、具体的に言ってみてくださいよ。
    8. ライフドア問題で業界が曲がり角に来ているのは間違いない。僕は1997年から聖域なき業務改革で7年間に1,023億円もの経費を削減した。地上デジタル放送もハイビジョンも無借金でやってきた。受信料も十数年値上げしてない。
    9. MHK批判が蔓延していると言われるが、僕はそうは思わない。今も3,400万世帯が受信料を払っているし、応援の声も随分頂く。僕の趣味はMHKであり、命ある限り高い倫理観を持って、世のため人のために尽くしていきたい。

さすがエビちゃん
筋金入り。
まだまだ騒動を起こしてくれそうな予感がする。
夏の甲子園が楽しみだなあ・・・。