続々々・ユートピアのこと

年金の仕組みってとにかく複雑らしい。
ま、年金に限ったこっちゃ無いけど・・・。
何せ複雑じゃないといけないらしい。
何故なら分かり易いと失業するヒトが沢山いるから・・・。
社会保険庁ってえのはめっちゃオイシイらしい。
複雑な仕組みを隠れ蓑にしてやりたい放題。
カネなんて使いたい放題。
取引業者は全部カネヅル。
ユートピアどころの騒ぎじゃない。
「ヤミ年金・ヤミ共済」なんてまだまだ青いぜ。
「スーツ」なんてチャンチャラおかしい。
「毛がに」なんて鼻で笑われてしまう。
入った途端に昇天してしまうくらいの極楽らしい。
社会保険庁なんて解体しちまえ!って声が結構多い。
役人仲間からも解体の声が出ている。
解体論を叫ぶのは当然、恩恵が薄かったヒトだべ。
おめえらばっかしいい思いしやがって・・・。
おめえらに比べたら俺は割食ってるって言いたいらしい。

  • 組織改革

「ダメ組織の代名詞」「究極のユートピア
いろんなタイトルが踊ってる。
これにメスを入れるのは大変だべなあ・・・。
いろいろ改革の話は聞こえるが、みんな歯切れが悪い。
組織を縮小して、徴収の為に職員を増やして・・・。
ぶくぶくぶくぶく・・・。
風呂のへじゃ無いんだから・・・。
グリーピアとかの年金関連施設の処理もも大変だべ。
職員の失業云々も大変だけど、施設もどうしようも無いべ。
売れば二束三文。
維持すれば赤字垂れ流し・・・。
やれやれ・・・。

  • 「学生無年金訴訟」

ちょっと前の話だけど・・・。
仕組みが複雑だし、元々浅薄無学で知らなかった。
こんな訴訟があったんだ。
国民年金法」の改正のスキマでトラブった。
障害者年金にモレが出ちゃったらしい。
聞けば言い分は納得出来る。
「年金法」ってのは1959年に出来たそうだ。
この頃はまだ大学に行くヒトは少なかった。
そんで学生には被保険者資格を認めていなかった。
1985年に法改正があった。
この時20歳未満で障害を負ったヒトが障害者年金をもらえる様になった。
でも20歳以上の「学生無年金者」には何の措置も無かった。
多分、忘れてたんだべ。
その後、1989年の法改正で学生も強制適用する事になった。
こうして法改正のスキマに「学生無年金者」が出来ちゃった。
わずかなタイミングの差で障害者年金をもらえない。
周りはもらえているのに不公平だ!
ってんで裁判になった。
ま、気持は分かる。

  • 逆転敗訴

一審は元学生3人の主張を認めた。
国の賠償責任を認めたそうだ。
ところが東京高裁は逆転判決を出した。
請求棄却。
原告は目が点になった、と言ってた。
訴えが「憲法14条(法の下の平等)違反」だった事もあるんだろう。
簡単に国の違憲を認めたくないんだろう。
「その時の裁量の問題であり、違憲とは言えない」
でも年金とは別に4月から救済策として一定額を支給する。
但し、年金受給者とは格差が残る。
何だかなあ・・・。
随分、グレーな感じがするなあ・・・。
中途半端な・・・。
どうしても年金を扱ってるユートピアと較べたくなっちゃう。
この明暗は何だべ?
不幸にして失明して鍼灸師の資格を取って頑張ってんのに・・・。
い〜じゃね〜か、全額出してやりゃあ・・・。