続々・ユートピアのこと
- 「財政構造改革」
今やユートピアの代表、大阪市。
2005年度予算案が可決されたそうだ。
破産寸前で「財政構造改革」とか言うのをぶち上げたらしい。
何を今さら・・・と思っちゃう。
それでもとりあえずユートピア予算が削られているらしい。
ヤミ退職金と年金とで24億5千万円。
ヤミ生命共済肩代わりが6億8千万円。
スーツ代支給費用が4億6千万円。
ユートピア予算廃止の総額は166億円になるそうだ。
これを良かったと言うべきか、今までの分は・・・と言うべきか。
ビミョー・・・。
なかなかねちっこい市民もいる様だ。
この予算案を読み込んで、市民へのサービスダウンを発見したそうだ。
今まで全額補助だった「小児ぜんそく」医療費が患者一部負担に・・・。
大したモンである。
この内容は「母子保健医療対策の充実」と言う項目に記載されてた。
「医療対策のジュウジツ」である。
フツーのヒトじゃ分かんないよな〜。
見っけたのは公害患者たちらしい。
そりゃ切実だよな〜。
役人にすれば「ワシらばっかり待遇悪くされてたまるか!」ってか・・・。
全国の「小児ぜんそく」患者は1万7千人弱だそうだ。
年間の医療費総額は4億4千万円とか。
大阪市のスーツ代か・・・。
なるほど・・・。
- 「天下り」
次から次へと話題に事欠かない大阪市。
今度は「天下り」の記事が出た。
市の退職者OBの天下り先は66の外郭団体。
大阪市が出資する第三セクターや財団法人など。
常勤役員や職員として約3,500人が下っているそうだ。
各団体職員総数が8,700人で約4割を占める。
更に約2割は市からの派遣職員だそうだ。
全職員の9割が天下りと言う団体も8つあるとか。
正にユートピアだよなあ・・・。
こ〜ゆ〜団体への市からの支払は年額1、000億円。
名目は業務委託費。
もちろん、入札制度なんてモンは無い。
「特命随意契約」ってゆ〜ので独占受注させる事が出来る。
外郭団体全体の収入は3,700億円ほど。
いろいろ役人風吹かせてカネを巻き上げてんだろうな・・・。
その内の約3割は市から自動的に入って来るってこった。
27団体の収入の8〜9割が市からの業務委託費。
いやあ、すっげえなあ〜。
しかも業務委託費の内270億円はどっかに再委託するんだと。
つまり右から左へ丸投げするだけ。
単なるトンネル会社みたいなモンじゃん。
それでも仕事でございって給料や退職金をもらえるんだ。
いやあ、羨ましい限りと言うか、それも通り越しちゃう。
笑っちゃうしか無い。
- 大阪異文化
それにしても何故こんな大阪市ばかりが登場するのか?
ここ数ヶ月だけの話じゃ無い。
過去にも何度も出てる。
もちろん他の市町村だって似た様な事をしてる。
でも表面化しない。
みんなもっとコソコソやってんだろう。
つまりここんちがあまりに堂々と胸を張ってるから目立つんだろうな。
異文化である。
報道を見ていても「何が悪い!」と言う空気が伝わって来る。
盗んだモノだって既得権っつーモンがあるってか?
殺人犯にも人権がある、と言うのと同じ理屈か?
多分、官も民も似たモノ同士なんだと思う。
異文化である。
あまりにエグ過ぎて恥ずかしい。
他の市も目くそ鼻くそだろうけど、大阪市民で無くって良かった!
「毛がに」なんて可愛いモンである。