世代問題の雑感Ⅸ
- 少子化調査
新聞に厚生労働省の得意技が載ってた。
昨年、「少子化に関する意識調査」を実施したと言うモノらしい。
全国2,100人に実施したそうだ。
調査対象を独身か、既婚かなどで7分類した。
- 若年独身 子のいない20〜32歳未婚男性と20〜30歳未婚女性
- 継続独身 子の有無は不問の33〜49歳独身男性と31〜49歳独身女性
- 若年無子家族 子がなく20〜31歳の妻がいる20〜49歳既婚男性と20〜31歳既婚女性
- 継続無子家族 子がなく32〜49歳の妻がいる20〜49歳既婚男性と32〜49歳既婚女性
- 若年一人っ子家族 子が1人で20〜35歳の妻がいる20〜49歳既婚男性と20〜35歳既婚女性
- 継続一人っ子家族 子が1人で36〜49歳の妻がいる20〜49歳既婚男性と36〜49歳既婚女性
- 複数子家族 子が2人以上いる20〜49歳の既婚男女
・・・・・。
相も変わらず分かり難い。
何なんだ?この分類は?
何でも「中年独身者」と「子どものいない中年夫婦」に力を入れたとか・・・。
今までは「育児支援」=少子化対策だった。
それが「中年層」にスポットを当てる機運が高まってるそうだ。
何でだろ〜?
- 伝統的価値観
調査は42問。
「結婚を決めた理由」「独身者の結婚の意思」「家事・育児の負担」
こんな質問が並ぶらしい。
それに加えて最後に「伝統的価値観」や「帰属意識」調査がある。
この「伝統的価値観」の質問は14択だそうだ。
「親孝行は大事」
「日本人であることは誇り」
「誰も見ていなければ多少規則を破っても構わない」
などが並んでいるらしい。
要するに結論ありきか・・・。
調査結果を先に用意してあるんだろう。
少子化対策には「伝統的価値観」の刷り込みが大事とか?
果たして調査結果はそう報告されてるらしい。
「親孝行は大事」を選んだのは同じ独身でも若年の方が高かった。
「若年独身」男性63%、女性81%
「中年独身」男性59%、女性65%
ほいほい。
- 「中年独身者」は親孝行など伝統的価値観が低い。
- 「中年独身者」は自分の健康、親の介護など、自分に直接かかわることに不安を抱く傾向がある。従って物質的な満足感を追求し、自分を強く意識する傾向がある中で、結婚の意義や大切さを伝える取り組みを推進する必要がある。
- 「子どものいない中年夫婦」は親孝行など伝統的価値観が低い一方、社会への要求が高い。若い時代から子どもを生み育てることの意義を伝えることが必要だ。
ったく・・・。
何を考えてんだか・・・。
- コメント
著名人のコメントが少々・・・。<漫画家の倉田真由美女史>
・33歳、子連れ、離婚敬経験あり。
知らんなあ・・・。
「結婚しないのは罪悪と言わんばかり」
「シングルマザーは大変」
「他人から子どもが可哀想と言われるが後ろめたさは無い」
「1人ひとりがそれぞれの価値観に従って生きればいい」
「他人の生き方に口を出すのは下品なことだと思う」<講談師の神田陽子女史>
・46歳、既婚、不妊治療中。
このヒトは見た事あるなあ・・・。
「継続無子家族の一言でくくられるのはとんでもないこった」
「自分ちは「子ども待望家族」と呼んでほしい」
「誰も見ていなければ・・・なんて聞いて、どうしたいのか?」
「不妊治療の保険適用などの「手」を差し伸べて欲しい」<小市民、既婚、まおの両親>
・調査対象ギリギリ、流石に子どもはあきらめた。
「よっぽどヒマなの? カネが余ってんの?」
「もうちょっと芸のある調査したら?」
「結果が出ました? だからどうした?」
「民間の学者はホンキで心配してるのに・・・この脳天気さ・・・」
「ったく・・・」<まお、犬>
・13歳、未婚、得意技哀願
「ご主人さまに失礼だわんわん!」
ホントに失礼だ。