続・ユートピアのこと

  • 「毛がに」

しばらく喰って無いなあ・・・。
札幌にいた頃は飽きるほど喰った。
営業の仕事だったし、本社からしょっちゅうヒトが来た。
本社幹部の目的は「毛がに」と「ラーメン」に決まってる。
「毛がに」を出さなかったら怒り出した幹部もいた。
優雅な会社だ。
3日も続くと流石に嫌になる。
テーブルに並んでも自然と手が出なくなる。
それはそれでテキは喰い難いらしい。
遂に辛抱出来なくなって口を開く。
「あの・・・かには嫌いなの?」
「あっ!いやそんな事はありませんが・・・どうぞお先に!」
「そうですか。じゃ遠慮無く・・・」
っとやっと嬉しそうに箸をつける。
毎日喰ってて飽きた、とは口が裂けても言えない・・・。

  • 福利厚生

民間の優雅な会社は置いといて・・・。
ここんところユートピアの記事が絶えない。
一般小市民は知らない事ばかり。
我が神奈川県教職員の互助会は記念品に「毛がに」を贈るそうだ。
へえ〜〜。
随分気の利いた事をしてるんだ。
「県教育福祉振興会」とか言う互助会があるらしい。
加入5年以上の55歳の会員に贈るそうだ。
他にもディズニーリゾートツアーやホテルのディナーショーもあるらしい。
みな福利厚生として県が費用を補助してるそうだ。
費用は年間1億7,500万円(’03年度)。
へえ〜〜。
当然、県職員の互助会もある。
「県厚生福利振興会」とか言う互助会。
こっちは毎年全会員に5千円の「レクリエーション券」を配るそうだ。
これも半分は県からの補助。
こっちは同じく年間9,600万円だったそうだ。
へえ〜〜。
なかなか優雅な県である。
民間会社はこんな事続けてたらいずれ傾いちゃう。
やっぱいいよなあ・・・。

  • 「歩行手当」

これは「天声人語」の記事から。
「歩行手当」と言うのを出す市役所が幾つかあるそうだ。
そんな事、誰も知らないよなあ・・・。
どこそこの市とは書いて無かった。
質問者にも差し障りがあると言う事かな?
一律5,700円と言う市もあれば段階支給の市もある。
距離に応じて増えたりして、なかなか芸が細かい。
「冬期5割増し」や「早朝・夜間2割増」とかもありそうだ。
「危険手当」とか「坂道手当」とかも何でも出来そうだ。
こう言う制度をチェックするべき市議会はもっと振るってるらしい。
名古屋市議会の例が出ていた。
毎月の報酬150万円と別に会議に出ると1日、1万円がもらえる。
名目が「費用弁償」って言うらしい。
何のこったか分からん。
でもこの議員にカネを配る制度は全国でフツーらしい。
更に市営地下鉄やバスも無料だし・・・。
やっぱいいよなあ・・・。
一般小市民は知らないだけでいろんな特典数知れず・・・。
スーツとかばっかりじゃ無かったんだ。

分っかんないコトバが多い。
何だ、これ?
近場の話として出ていた。
藤沢市議会で「政務調査費」の増額が決まった。
政務調査費交付条例」ってえのがあるそうだ。
これの改正案を賛成多数で可決した。
金額は月額8万円が10万7千円にアップ。
多少は周りの目も意識したらしい。
同時にこれまで支給されていた「費用弁済」は廃止。
とか言っても1日2,200円だった。
大勢に影響は無さそうだ。
要するに「政務調査費」って議員の小遣いか?
何に使うのか知らないけど・・・。
藤沢市議会では過去「調査研究費」と言う名前だったそうだ。
この時の小遣いは年額44万4千円。
それが2001年に条例が出来て、年額96万円に。
そして今回の改正で年額128万4千円になる。
小遣いが5年間でほぼ3倍に増えた訳だ。
このデフレの時代に・・・。
ちなみに横浜市川崎市をのぞくと金額トップは横須賀市
小遣いは月額13万9千円で、年額166万8千円だって。
い〜〜よなあ〜〜。
サラリーマンにとっては羨ましい話。
どこんちのおとーさんも減額交渉を受けてんじゃない?