続・敗軍の将の雑感

  • 日課

ここんとこライフドア・ショーは日課になった。
天気予報と変わらない頻度だ。
ホリエモンの出ない日は無い。
あっちこっちのテレビ局を渡り歩いてる。
正に出ずっぱりだ。
キャンキャンと言いたい放題。
キャスターも芸の無い質問ばっかし。
それを聞き終わらない内にホリエモンがキャンキャン。
デキレースなんだろうけど・・・。
ライバルとしてのヒエちゃんもそうだ。
毎日、ヒエちゃん邸前は共同記者会見場になってる。
このおじさんのキャラも結構イケてる。
淡々と話しているが、なかなかのクセモノと見える。
媚びず、驕らず、上手な立ち回りだと思う。
ホリエモンの敵役には絶好のキャラじゃないかな。
もう1人、カメちゃん社長がいる。
知らなかった。
いつの間にかあのカメちゃんが社長になってた。
幼少のみぎり、深夜放送をかぶりつきで聞いてた。
懐かしの「ビタ・スウィート・サンバ」
ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス」の曲だった。
かの有名な「オールナイト・ニッボン」をローカル静岡放送で聞いてた。
日替わりのパーソナリティの1人に亀淵アナウンサーがいた。
今や社長さんだ。
でもやっぱしカメちゃんはパーソナリティだ。
今回の舞台の役者としてはちょっと不足な印象。
毎日、各テレビ局はかなりの時間を費やしてる。
テレビ局もネタが無いから助かるだしょ。

  • 予告

去年の11月16日の日記にホリエモンの事を書いた。
あの時はカッコ良かった。
近鉄買います!」
楽天と競います!」
結局、果たせなかったけど・・・。
「日経ブジネス」に「敗軍の将、兵を語る」と言うコーナーがある。
結構な人気コーナーだ。
ホリエモンはここに出演して「別に悔しく無い」とか言ってた。
それより「都内の放送局」を買いたい。
するとグリコのおまけで野球チームが付いて来る。
ちゃんと公言していた。
ま、そう言う意味では予告通り。
不意打ちだとか、とんでもないとか言う御仁がいる。
あんなに前に予告してたじゃん。
異常な資本構造を放置してる方が悪いに決まってんじゃん。
特に政界とつるんで安住していた業界だし・・・。
無知・無勉強・無策の結果だろう。

  • ニュージャパン

3月3日に行われた講演会は面白かった。
日本外国特派員協会での外国人記者への講演。
会場に入って来て第一声は「ハロー♪」
会場はどっと沸いた。
勉強家のホリエモンも英語は嫌いらしい。
講演は概ね好評だった。
海外から見たら日本の鎖国を解くチャレンジャーらしい。

「ネクタイはしていないが、決して礼儀知らずな人物ではない。ああいうチャーミングな人が世界に出れば、日本人の評判は変わる」

ってえ事は日本人の評判はよほど悪いんだ?

「若者が10年間で成功をつかみ、それを邪魔する制度もなかった。日本はオープンな社会になりつつある」

と言う日本の社会変化を感じる声もある。
そうかなあ・・・。
単に整備が遅れてスキだらけとか・・・。

「世界的なネットビジネスの未来やジャーナリズムのあり方まで、非常に興味深かった。あの若さであれだけのビジョンを語れる人が、永田町にいますか」

ってやっぱ永田町もそう見られてるんだ・・・。
永田町にはいなくっても、最近は結構いまっせ。

「イタリアよりましだが、日本のメディアもまだ閉鎖的だ。堀江さんのチャレンジは日本メディアの体質を変えるきっかけになるのでは」

って幾ら何でも日本より劣るなんつっていいの?
イタリアが怒るんじゃない?

「一言でいえばオールドジャパンとニュージャパンの戦いだ」

ってのが言い得てる気がするなあ・・・。

「法律論、過去の企業買収例、企業倫理の3点から見て、堀江さんのやり方はどの点もオーケーだ。彼を受入れられないなら、日本は不公正な社会になる」

と言うのが今回の騒ぎの本質だあね。

「彼はトーク・ビッグ(大きく語り)、シンク・ビッグ(大きく考える)だ。ただ人間のライフスタイルはすぐには変えられない。収入源が広告からネット購読料に取って代わるとも思えない。新しいビジネスモデルは楽観的すぎる」

これも事実と言う気がする。
今回の騒ぎは結構大バクチじゃない?

  • 勝負

ヒエちゃん会長はどうか知らないが、エラいヒトは勉強しない。
一部例外はあるけどほとんどしない。
若い頃に勉強したヒトも貯金の喰い潰しで過ごす。
エラくなるとどんどん時間が無くなる。
そりゃあ忙しいっすよ。
せっかくカネと地位が手に入ったんだから・・・。
仕事や勉強なんてやってるヒマは無い。
反対に最近の若手企業家はすんごい勉強家だ。
大概アメリカに行って、MBA取って、金融知識も豊富。
勝負にならないよなあ・・・。
在日ビンテージの忙しいエラいさんは絶対に勝てないと思う。