グルメのことⅥ - maosuke1225のブログ

結婚記念日

我が家の結婚記念日は３月１４日だ。
２３年前のこの日は大騒ぎだった。
思い出すと気恥ずかしいが、仲人や友人達にえりゃあ世話になった。
大勢のヒトに遠路、沼津まで来てもらった。
今思えば若気の至りで迷惑の掛け放題。
それも、もう２３年も経ってしまった。
もう時効だべ。
最近は結婚記念日に仏メシのディナーが慣わしになった。
と言っても直近の土曜日になる。
フレンチレストラン「Fェリ」
嫁さんの友人の紹介で行く様になったお店だ。
とは言っても年に１回。
嫁さんはスペシャルランチとかでちょくちょく行ってる様だが・・・。
と言う訳で今年も１２日の土曜日に行って来た。

場違い

ちょー正統派の仏メシだ。
店構えからインテリアから申し分無い。
テーブルの小物まで拘っててめっちゃセンスいい。
味もチョー一流（だと思う）。
どこと較べても遜色無いと思う。
織姫と彦星はそれほど上等な舌を持ってる訳では無いが・・・。
でもいつも決して混んでない。
ちょっとこの街には場違いかも・・・。
ってゆ〜かあ、ちょっと場所が良くない。
JR駅から５分も歩けば着くんだけど・・・。
住宅地の真ん中ってイメージなんだろうなあ。
JR駅前辺りでやったらもっともっと入ると思うな。
現にこの街で双璧とされるもう一軒の仏メシ屋はそこそこ入ってる。
噂では決して美味しくないらしい。
やっぱし地方都市は場所に大きく左右されるなあ・・・。

リクエスト

嫁さんの友人のお陰で一応ワガママが言える。
年に一度の豪華ディナーだ。
やっぱ喰いたいモノを頼んでおこうと言う魂胆だ。
とは言いながら頼んだのが今日である。
そりゃワガママが過ぎる。
でもシェフはふんふんと聞いてくれたらしい。
いいヒトである。
嫁さんは徹底的にサカナ系で頼んでいる。
図々しくも去年喰ったスズキのほほ肉のスモークが喰いてゃあとか言ってる。
流石にそれは当日では無理だと言われた。
シェフは他のお客さんからのオーダーで牛のほほ肉を仕入れてあると言う。
そりゃ1つはオーダーしなきゃ、でしょ。
そんな訳でメインディッシュはサカナと肉に分かれた。

大入

びっくりした。
ほぼ満席だった。
端っこの小さな２人席が空いてただけだった。
こんだけヒトが多いとシェフはパニックだろう。
でも上手く捌いてたなあ・・・。
ちゃんとタイミング良く皿が運ばれて来た。
少し話し声がする方がリラックス出来る。
かつて無い景色だったがなかなかいいもんだ。
玉にキズはタバコを吸うオヤジ。
如何にも常連らしいが・・・。
タバコ吸って仏メシなんか喰っても意味無いじゃん。
ロウで出来た見本喰ってもおんなじじゃないの？

飲み物

ここんちは奥さんがワインに詳しい。
例年だとオススメのワインを一本空けてもらう。
いつも外れた事が無い。
大体料理１人分と同じくらいの料金はかかるけど・・・。
去年もこのパターンだった。
確かにフランスワインらしいデリケートな美味しさだった。
その時にベルギービールが目に留まってた。
これも魅力だったが飲み過ぎるので諦めた。
今年はこいつにチャレンジ。
奥さんがちょっと意外と言う顔をした。
フルーティーながら濃厚なビールだった。
ワイン代わりにじっくり飲むビールと言う感じ。
同じモノでは能が無いので片方はギネススタウトをオーダー。
こっちはう〜〜ん。
仏メシ向きじゃ無いかも・・・。
２杯目はやっぱアサヒスーパードライ。
３杯目はグラスワインにした。
何だ、グラスワインも十分に美味しいじゃん。

シェフのおまかせ

いつもおまかせ。
いろいろ見繕ってくれる。
前菜はサケの煮凍り・手長エビ・サラダ。
手長エビのソースが果汁の香りで美味しかった。
スープはハマグリのクリーム仕立。
美味しかったがちょっと塩っ気が強かった。
嫁さんとテニスやった後で喰いたかったと意見が一致した。
魚はアマダイ（だったと思う）のバターソース。
いかにも仏メシらしい一品だった。
欲を言えばバルサミコソースが欲しかった。
クリーム、バターと続いてしまった。
が、この後で納得した。
メインディッシュは肉と魚に分かれた。
肉はシェフオススメの牛のほほ肉の変わり煮。
とろけるくらい軟らかく煮込んだ肉は上品だった。
根が卑しいので胡椒が欲しくなってしまう。
構造が安く出来ている。
魚は黒鯛のバルサミコソース。
これも嫁さんのいつものオーダーだ。
行儀良くちょこっとかっぱらって喰ってみる。
やっぱこれは美味いわ。

デザート

仏メシはデザートのウェイトも大きい。
アップルパイやフルーツ・さくらアイスなど盛り沢山。
既に結構腹一杯である。
味わいつつも一気に喰った。
嫁さんは降参。
仕方なく行儀良くこそこそとアップルパイをテイクアウト。
何故か小さなビニール袋を持っている。
別にいつもテイクアウトしようと思ってる訳じゃない。
これはお坊ちゃまのウンチ用の袋だ。
もちろん未使用だけど・・・。