挨拶の雑感Ⅶ

  • 立ち居振る舞い

雑誌を読んでいてふとこのコトバに引っ掛かった。
何だか懐かしい響き。
すぐに会社の若い連中が頭に浮かぶ。
あいつらにこのコトバが通じるだろうか・・・?
ひょっとして彼ら的には絶滅危惧種になってるかも・・・。
「僕的にはそんなコトバ知らなくってもぜんぜんオッケーっすよ」
とか言われそうな気がする。
その記事には「立ち居振る舞いが荒れると心がすさむ」とあった。
高度成長の時期に日本人の立ち居振る舞いが乱暴になったと言う話だ。
確か「日本列島改造論」ってえのがあった。
古いモノは捨てろ。
欲望むき出しになる事を恥じるな。
生活が変わる事を恐れちゃいけない。
もったいないという考え方を奪ってしまえ。
確かにあの頃はこんな号令が飛んでいた気がする。
贅沢はステキだ!なんてごく最近まで聞いてた様な気もする。

  • リクライニング

1つの事例。
「あなたは新幹線を降りる時に背もたれを元にもどしていますか?」
そう言う気持ちが立ち居振る舞いをきれいにする・・・。
う〜〜ん・・・。
自信は無いなあ・・・。
もし戻してたとしても無意識だ。
他人の気持を慮ってやってはいない。
そう言うのは立ち居振る舞いがきれいになるとは思えない。
昔っから座っていた椅子を元に戻す事はくセになっていた。
営業の仕事をやってた頃、ある得意先で言われた事がある。
「今どき、そんなことするヒト珍しいよね」
悪いか!
クセなんだからしょーがねーじゃねーか!
あ、そ〜か。
クセだから奇異に写るだけなんだ。
なるほど・・・。

  • クセの挨拶

他人の気持を慮る・・・。
今ではほぼ絶滅した気がする。
挨拶はコミュニケーションの第一歩。
そんな事は当たり前だと分かっているが何とも無機質になってる。
会社の中でも「おはようございます!」「おはようっす!」・・・。
そこでブツッとコトバが切れてしまう。
単なるクセと言うか・・・。
相手の事なんか意識しないで挨拶してる。
相手も事務的と言うか義務感だけで挨拶してるんだろうな。
ちゃんと相手に意識を向けた会話の為の挨拶になってない。
だんだんそれが慣れて来るとお互いに違和感も無い。
挨拶の意識を変えなきゃいかんなあ・・・。
何か挨拶に続くヒトコトを意識してみようかな・・・。
その場だけでも何となく空気に湿り気が出来るかも知れない。

  • 社会の変化

最近は世の中の流れが激しいと言われる。
小市民にとって居心地の良くない世の中になりつつある。
そんなに社会全体がどんどん変わっているのか・・・?
でも良〜く考えよ〜♪ 
人間のやってる事なんかそんなに変わって無い様な気がする。
必死で世の中の流れを変えたがってるヒトはごく一部じゃ無い?
変化がカネ儲けのネタになるヒトとか・・・。
ヒトを騙くらかしてカネをせしめる輩も含めて・・・。
その変化もどきを必死に追ってるヒトもごく一部じゃ無い?
さあ、大変だ!大変だ!
乗り遅れちゃ大変だ!とか騒ぎながら・・・。
スケベ根性で相乗りしたいヒトか、全く大局が見えないヒトか・・・。
一番騒いでるのがメディアとコンサル屋かな・・・。
やれ「IT革命」とか「ユビキタス」とか・・・。
とてもそんな作られた流れに身を任せる気にならない。
ちょっと離れて流れを斜めに眺めていたいね・・・。
釣り糸でも垂れて・・・。