住宅事情の雑感12

暦の上に春が立った。
陽射しはだんだん力強くなってる。
この時期は1日に2分ずつ日が伸びてるそうだ。
1ヶ月で約1時間か・・・。
なるほど・・・。
この辺りの土地には「大山オロシ」という言葉がある。
この街の北に連なる山々が大山で、そこから吹き降ろす北風の事だそうだ。
まだまだ「大山オロシ」は冷たいが、この街の梅はとっくに満開だ。
春はもうすぐそこまで忍び寄ってるのかも・・・。
それにしても今年は久々に冬らしい冬だ。
結構気合の入った寒さが続いた。
朝起きてヒーターを点ける時に部屋の温度が13℃まで下がっている。
普段の冬なら15℃程度だ。
とか何とか言えるのもマンションの有難さ。
この街に引っ越して来て最初の冬は一軒家で過ごした。
部屋の温度は毎朝5℃以下だった。
「何だ?外で寝てるのと変わんねえじゃんか?」と思った。
あの時の辛さは忘れられない。

  • 高層マンション

最近この街で俄然話題となっているマンション計画がある。
JR駅南側のメインストリートを真っ直ぐ海に向かって15分。
もう海が目の前と言うロケーションにある病院跡地だ。
地名は「袖が浜」
松林を伐採して16階建て、高さ50mの高層マンションになるらしい。
元々がこの辺りはかつての高級別荘地。
学校・病院以外にビルらしいビルも無く景観が重視されて来た。
でも時が移り、土地の切り売りが始まった。
土地が大手デベロッパーに渡れば開発は当然の帰結ではある。
そもそもこのメインストリート沿い50m幅の地域は高さ制限が無い。
50m先からは高さ制限があるんだと。
法的には何の問題も無い。
行政には何の拘束力も関心も熱意も無い。
多分、間違い無く予定通りに開発が進むだろう。
街が誇りとする総合公園の隣にパチンコ屋を許可したくらいの行政である。
ホントに絵に描いた様な典型的なお役所仕事だ。
それより海の見えるマンションは幾らくらいするんだろう?

  • 海の見える家

あこがれだわね・・・。
部屋の窓から海が見える家。
西湘バイパスを走ると山側に海を見下ろす家が沢山ある。
ま、決して便は良く無かろうけど・・・。
クルマはすぐ錆びて来ようけど・・・。
家や庭の塩害もひどかろうけど・・・。
洗濯物もすぐしょっぱくなろうけど・・・。
でも良いだろうなあ・・・。
嫁さんもそう言うのも良いかもねとか言ってる。
んで、そこで何をして暮らすのか?
今さらサーファーじゃ無いよなあ・・・。
釣りか・・・?
1日中釣り・・・?
海を見て絵を描く・・・。
毎日海の絵・・・?
う〜〜〜ん。

  • 論外

ま、幸いな事に我が家は真剣に迷う必要が無い。
どうせまだ暫く家なんか買いたくても買えない。
まだまだ住宅ローンががっつり残ってる。
無い袖は・・・ノースリーブだ。
しかも年末賞与は大幅にカットされたし・・・。
状況はますますアゲンストだ。
今月は住宅ローンのボーナス分が引き落とされた。
が、何と残高が無かった。
仕方なく貯金の取り崩しだ。
何だか訳が分からない。
丸っきりチャリンコである。
小市民の常套手段として繰上げ返済とか考えていたんだけど・・・。
ちゃんちゃら可笑しいわよ。
キリギリスはキリギリスらしくやってりゃあ良いのよ。
あ〜っ。耳が・・・耳が・・・。