テニスがらみの雑感Ⅷ

  • 雨上がり

朝から雨。
妙に暖かくって気持ちの悪い陽気だ。
フレンド前線が南の湿った空気を運んでるんだろう。
今週はテニスはダメだな・・・。
ヤケに諦めが早い。
先週の絶不調が尾を引いてテンションが上がらない。
何だかなあ・・・みたいな。
レッスンが休みなら溜まった雑用を片付けるか・・・と思っていた。
ところが昼ごろから晴れ間が出始めた。
でも全くの無風で濡れた路面が乾く気配が無い。
テニスクラブに電話を入れるとオーナー夫妻が必死で水かきしてると言う。
何としてもプレーさせてやろうと言う気合が伝わって来た。
半乾きのコートって滑って怖いんだけどな・・・。
ま、いっか。

  • ステップ

先週はホントに絶不調だった。
何1つ思う通りにならなかった。
ガックリと打ちひしがれて「引退」の2文字がチラついてた。
動体視力も落ちて体力的にも限界かな・・・。
それでもスクワットだの、腕立てだのはサボらずに続けて来た。
メガネも度の強いヤツに替えてみた。
我ながら結構しぶとい・・・。
今日のコートコンディションは最悪。
水はかいてくれたがサーフェスは濡れていて滑る。
コーチいわく危なく無いメニューにしましょ。
でも足さばきは濡れていても乾いていても同じですよ。
つまり濃やかなステップを止めない事が大事だと言う。
急発進・急ブレーキの動きはサーフェスが乾いていても危ない。
インバータ付きの機械の様に徐々に加速、徐々に減速。
この動きだと言う。
な〜るほど。
That makes point.

  • それなり

レッスンメニューは激しい動きを求めない基本的な内容だった。
ま、それなりに出来ればオンの字と思っていた。
コンディションも良くないので無理をしない。
ヘンなチカラが入らずに結果オーライだった。
先週とは全然違った。
細かいステップだけを意識していると必要以上に力まない。
不思議なモンである。
ステップを重視すると膝が折れて姿勢が低くなる。
目線が変わる。
ボールも良く見る事が出来る。
先週と同じ2本目のレッスンは薄暮からナイターになった。
でも眼を切らずに最後までボールを追える。
自然に身体の軸が安定して来る。
腕が振れる。
力みが無いのでボールが伸びる。
それなりテニスのつもりが意外だった。
何が幸いするか分からない。

  • 掴みかけおばさん

一方、嫁さんの方は本人いわく上り調子らしい。
結構ご機嫌が良い。
「20数年テニスやってて初めて芯を喰った感触が分かった」
じゃ今までのは何だったんだ?
歴代5〜6本のラケットは浮かばれない。
随分前からラケットにも迷っている。
あれこれ使ってもしっくり来ないらしい。
重いの、でかいの、硬いの、何の・・・と迷い続けている。
が、まだラケットを選ぶ段階では無いと諭した。
今回は珍しく素直に従っている。
なかなか新ラケットは登場しない。
嫁さんが今使ってるラケットは我が愛器である。
愛器は骨董品だ。
テニスを始めてすぐに買った初代ラケットだ。
やはり20数年の間にはミーハーの例に漏れずラケットも紆余曲折した。
でもあれこれ使っても結局今のラケットに戻ってしまった。
もう絶版、博物館にあってもおかしく無い「R-22」である。
これが4本あるので1本を嫁さんにレンタルしている。
感触は悪く無い様だ。
生意気にも「芯を喰った感触はこたえられない」とか言ってる。
基本的にポジティブ・シンキングだ。
ま、いっか。