まおの食欲の雑感Ⅲ

  • 運転

今日は仕事始め。
オジサンは出掛けてしまう。
しぶしぶ嫁さんが「まお」を病院に連れていった。
普段はクルマの運転なんぞまずしないがこう言う時は特別だ。
「嫌だなあ。乗りたくないなあ・・・」
散々ぶつぶつ言ってる。
確かにこのマンションは便利でチャリンコで全て用が足りる。
滅多にクルマを転がさないと車幅感覚は鈍って来るだろう。
左ハンドルはどうのこうの・・・立体駐車場は入れ難くてどうのこうの・・・。
目一杯ぶつけた時の予防線を張って出陣した。
大丈夫なのである。
今さら少しくらいぶつけたって驚きゃしないのだ。
人さまにさえぶっつけなきゃ良い。

  • 研究

F沢先生もあの後研究した様だ。
検査の結果、2通りのシミュレーションを作ってくれたとか・・・。
1つは「高Ca(カルシウム)血症」
2つ目は「上皮小体機能亢進症」と言う事だ。
とりあえず「高Ca血症」をターゲットに治療しましょうと言う事らしい。
薬はステロイドと利尿剤。
「直ぐにこれを飲ませれば食欲が出るはずです」
と言い切っていたと言う。
嫁さんは飛んで返って来て騙し騙し飲ませた。
するとびっくり。
暫くしたらバクバク喰い始めたと言う。
へえ〜。
何だかキツネに抓まれた様な・・・。
急にF先生が偉い先生に思えて来た。
ヘンに知ったかぶらずにアタマを抱えるところがむしろ信頼感があったりして・・・。

  • お坊ちゃま

帰宅するととりあえず「まお」は元気だった。
正月休みの間中、ヘロヘロしていたのがウソみたいだ。
でもまだ完全復活では無さそうだ。
ってゆ〜か〜、怪しい。
相変らずドライフードは喰いたく無さそう。
「まお」の茶碗にはドライフードだけが喰い散らかしてある。
嫁さんは缶詰の肉と混ぜて与えた。
テキもさるもの、一旦口に入れてからドライフードだけを吐き出す。
なかなか高等な技術だ。
更に缶詰も手渡しがお好みらしい。
ったく。
ま、とりあず食欲は回復した。
但し、人間が喰ってるモノを欲しがる。
人間はメシを喰った気がしない。
仮病じゃ無いだろうな・・・。
「13年間もおんなじモンばっかり喰わせやがって、グレてやる!」
とか思ってたりして・・・。
ここ数日であまりにも美味いモノを喰い過ぎたかも・・・。