ショットバーの雑感

  • 2次会

夕べからの続きである。
流石のオヤジも日付変更線まで居酒屋に居たのは初めてだった。
たまに尻の長い先輩に遅くまで付き合った事はあったが日付は変わらなかった。
テニス仲間の1人はタクシーで、2人はチャリンコで来ていた。
勿論、我々は徒歩。
やっぱ2次会でしょ、と言う事になった。
2次会はウチのご近所のショットバー「Rアル・バー」
JR駅ビルの反対側である。
全員で移動。
チャリンコの2人もエスカレーターで駅ビルの3階まで引張って行く。
下りはエレベーターである。
周りのヒトが怪訝な顔で見ていたが別に犯罪では無いだろう。
まして当方は酔っ払いだ。
ま、どうか1つ大目に見てやってちょーだい。

  • こだわり

「Rアル・バー」は以前にも同じメンツで行った事がある。
我々夫婦が飛び込みで行って以来、時々訪れる様になった。
当店には数々のこだわりがある。
まずは氷。
毎日、夕方こだわりの氷を配達に来るオバサンがいる。
昔ながらのあのカギで引っ掛けて配達する氷屋さんである。
最近ではこの店以外では見た事が無い。
この氷が堪らなく美味しいのである。
次が器かな・・・。
磨き込まれたグラスは1つ1つが芸術品の域にある。
握ったら砕けてしまいそうな薄さのグラスや見事な切り子のグラスなどが並んでいる。
見ているだけでも飽きない。
消耗品の酒と水もこだわっている。
散々酔っ払って行っても酒が美味しく感じると言うのは凄いと思う。
カクテルやロック・ウォーター何でもOKだが、単価はちょっとだけ高め。
でもどうせ何十杯も飲むわけじゃ無し、高いと言っても知れている。
どうせなら美味しい酒を飲みたい。

  • オーダーメイド

嫁さんは結構ここがお気に入りらしい。
この店の2階は大好きな和食の「Nのな」だし・・・。
仲間と寄り合いでちょこちょこ利用しているらしい。
嫁さんの飲んでいるカクテルの名前は良く分からない。
「カシス系の甘く無い系のさっぱり系」とか「柑橘系のさっぱり系」とか・・・。
オーダーがみんなこんな調子でバーテンさんも「かしこまりました」と受ける。
それで大体イメージ通りのカクテルが出て来る様なので大したモンである。
みんなして「そんな感じ」的オーダーで杯を重ねた。
我々がテーブル席を占領し、カウンターは3組くらいの客で埋まっている。
その後も何人も客が覗いては諦めて帰って行く。
日付が変わってもまだまだヒトの動きは絶えない様だ。

  • つまみ

ショットバーのつまみは「おしゃべり」だ。
テニス仲間の忘年会、さぞかしテニス談義に花が咲くだろうと想像してた。
意外にそうでも無かった。
最近急成長の女性に「もの凄く上手くなりましたね」と振ってみる。
とりあえず「有難うございます」とは答えるもののノリは良くない。
他のメンツもテニスそのもののネタはあまりノリが良くない。
どちらかと言えば今のレッスンへの不満に話題が集中する。
不満を集約するとこんな感じかな。

    1. 姉妹校では同じ料金で1レッスン90分なのに、ここは60分である。
    2. ただでさえ時間が短いのにコーチの解説の時間が長過ぎて時間が勿体無い。
    3. 短いレッスン時間の中でゲームは止めて欲しい。時間が勿体無い。
    4. コーチの解説が同じ事ばかりでシツコイ、うざい。
    5. コーチは我々夫婦には一目置いているが若手を軽視している。
    6. 最近編入されたオジサンは人柄は良いがフォームが醜くて一緒にやりたくない。
    7. コーチはレッスン生と結婚したが奥様はとても可愛くてコーチには勿体無い。

こんな感じかな・・・。
随分いろんな話をしたが、興味深かった事が1つ。
急成長の女性のコメント。
この街に生まれ育っているが、この街のヒト柄は良くないと感じているそうだ。
なあ〜んだ、やっぱりそうか。
我々が前々から感じていた事は間違いじゃ無かったんだ。