ひき逃げの雑感

  • ニュース

新聞の紙面構成とかニュースのメニューって結構興味深い。
多分、変臭長とかが居て自分流に合わせて作るんだと思うけど・・・。
概して最近は趣味が良くない。
見ていて気持ちが沈んで行く構成が多い。
つい昨日の新聞の三面記事を見たら半分が火事の話題だった。
もう半分は全て幼児虐待で統一されていた。
これでもか!と同類の記事が並ぶ。
世の中の事件は火事と虐待だけみたいな紙面である。
まさかこれがコーディネートとか言うんじゃ無いだろうな・・・。
確かに暗いニュースが多いのも事実だけど・・・。
記事の取り上げ方、構成次第で随分変わると思うけどなあ・・・。
趣味が悪い。

  • 麻痺

最近は何があっても驚かなくなった。
感覚が麻痺して来た。
四半世紀前なら殺人は大事件だった。
強盗だって大騒ぎだった。
犯罪の低年齢化にも随分慣れた。
「オヤジ狩り」「援交」なんてのは常用語になった。
最近は「振り込め詐欺」が中高生の流行りになりつつあるらしい。
慣れってのは恐ろしい。
ヒトの質が変わったのかなあ・・・。
変わったとすれば自分の子供が可愛く無くなった・・・。
これに尽きる気がする。

  • ひき逃げ

あきれるニュースがあった。
茨城県で13歳の女子中学生がひき逃げにあった。
チャリンコに乗っていて跳ねられ、意識不明だと言う。
警察が跳ねて逃げたクルマを探していると言う報道だった。
チャリンコには男友達と2人乗りしていて、男の子はかすり傷程度だった。
当然の様にチャリンコは無灯火だったそうだ。
あきれたのは事故の時間。
午前2時だったそうだ。
最近の親を象徴する事件と言う気がする。
それとも2人とも親が居ない気の毒な子だったんだろうか?

  • 似て非なる

ふと思い出した事がある。
10年以上前の事だ。
札幌に転勤になった直後、あるニュースでひっくり返った。
20歳くらいのOLがススキノでタクシーに跳ねられた。
幸い、命に別状は無かったが時間が凄い。
朝方、4時とか。
嫁さんと「こんな時間に何やってんだろう?」と話していた。
後で分かった事だが被害者は極めて真面目なOLだった。
ウチの会社の札幌事業所にも若いOLが何人か居た。
何かの飲み会の機会があって、ススキノ事件の背景が分かった。
札幌の飲み会は終わらない。
2次会、3次会と延々と続く。
そして若いOLが帰らない。
こちらが心配になって「もう遅いから帰った方が良いんじゃないの?」
なんて声を掛けたくらい。
彼女達は一瞬、不思議そうな顔をして答える。
「いえ、大丈夫です。父から会社の付き合いはとことんやれと言われてますから・・・」
そして場合によっては父親が迎えに来てくれると言う。
これが札幌の常識ですよってな雰囲気だった。
茨城県のひき逃げとは似て非なる・・・。