痛快なことⅣ

  • 大阪出張

久々に大阪に出張。
仕事だし、国内なんだけど大阪は面白い。
どう見ても日本離れしている。
ある面、外国より外国らしい。
大阪の事業所はややこしいネタの宝庫。
先日の台風でゴミ置き場の屋根が飛ばされた近所の「Gンゼ」
屋根はウチの事業所のフェンスを直撃。
「天災なんだから勘弁してもらえ」との本社指示だそうだ。
結果として相変わらず大阪事業所のフェンスは壊れたまま。
「どないしまひょ?」
ウチの現地責任者も同類らしい。

  • 大阪らしさ

他にもネタには事欠かない。
電波障害でゴネている民家がある。
最初は「Gンゼ」の建物の所為でテレビが映らなくなったとゴネた。
「Gンゼ」は面倒なのでアンテナを立てて対応した。
が、しばらくしてウチが事業所を新築した。
この御仁、ここぞとばかり乗り換えて来た。
「しばくど、ぼけ、かす、どないなっとんのや」ってなモンである。
ウチも面倒なので更に立派なアンテナを立ててケーブルを敷いた。
それでも何かにつけて悪口雑言を並べて要求。
衛星放送を見せろとか、有料テレビを繋げとか・・・。
最近は「地上波デジタルに対応させろ」とか言っているらしい。
勤めは何と家電大手の「Nショナル」と言うからびっくり。
こんな所に勤めているとはとても思えない悪態である。
恐喝まがいの暴言を並べても平気でいられるのが大阪らしさか。
ま、この後対応するのは弁護士と警察だけど・・・。
まだまだある。
新築した時に外周道路を整備し、敷地内に街灯を立てた。
しばらくして裏の農家からクレーム。
「明る過ぎてイネの生育が悪い。どないしてくれるんや」
「へいへい」と裏の街灯は消した。
以来、裏の道路は夜中に暴走族が溜まり始めた。
今ではタイヤも付いていないクルマが何台か放置されている。
その方が良いのか・・・?
夏場はホームレスが入り込んで芝生で寝ていた。
何でもありか?
通り掛かりの子供が入って来て自販機でジュースを買って行く。
「ぼうず、何しとんねん?」
「ここが一番近いんや」
「そーかあ、しゃーないなあ、でもここ入って来たらあかんでえ」
守衛は何をしてたんだ?

  • 夕方発

今日の出発は夕方。
18:10小田原発の「ひかり」だ。
18:00ちょっと前に小田原駅に着いた。
待合室に「アサヒスーパードライ」を買いに行った。
すると待合室中が一斉に拍手と大歓声。
何事か?
見るとテレビで相撲の中継をしていた。
そう、あれが負けたのだ。
ちょっとびっくり。
みんな同じだったんだ。
みんなそんなに嫌いだったんだ。
何だ、自分だけじゃなかったんだ、と思うとちょっと幸せ。
車中、1人で祝杯を挙げた。

  • 痛快なこと

何だか最近胸のすく思いって少ない。
思い出そうと思ってもなかなか出て来ない。
考えてみるとこの相撲取りが負けた時くらいじゃん。
あとはアジアカップで日本が中国に勝って優勝した時。
それもビミョーだったけど・・・。
そう言う意味ではこの相撲取りは日本国民に貢献してる。
みんなのストレス解消に役立っているかも・・・。
その為にはやはりあのスタイルじゃ無きゃダメだ。
ハスに構えてふてぶてしく出て来てヤブ睨み。
全く横綱らしくないチンピラのケンカみたいな取り口。
日本人じゃ無い事を割り引いても聞くに堪えない軽佻浮薄なコメント。
これが品行方正な横綱相撲取ったんじゃ日本国民の楽しみが無くなる。