200万円の雑感

  • 地方版

新聞の地方版って結構面白い。
正にローカルな話題の宝庫。
殺伐としたニュースが多い昨今だが地方版はちょっと空気が違う。
わりとほのぼの系が多いと思う。
何とか祭りがあったとか・・・。
ボランティア活動があったとか・・・。
この街の川原にタヌキの親子が現れたとか・・・。
結構、ホッとしたりする。
そんなささやかな記事の中でちょっと眼を引かれた記事が・・・。
横須賀で200万円の落とし主が判明したとか・・・。

  • 200万円

何でも事の発端は横浜のリサイクル団体。
この団体が横須賀市で回収した古着の中から200万円が見つかったそうだ。
これを公表したという事は、きっと非営利団体なんだと思う。
結果は横須賀市の77歳無職女性のものと判明した。
この方、着物の帯2本をほどいて札束を縫い込んでたんすに隠した。
正に正統派たんす貯金だ。
その内、片方の帯を誤ってゴミに出した。
慌てて残った方の帯を持って警察に駆け込んだらしい。
札束を入れて縫い合わせた糸が残った帯と同一と鑑定された。
又、札束の帯封の日付も同じでこの方のモノと認められたそうだ。
多分こんなケースは稀だろう。
普通に考えたら証明は極めて難しいと思う。
ラッキーと言うか、何と言うか・・・。

  • 落とし主

今回のレアケースでは恥さらしが続出。
落とし主判明と聞いて、さぞ慌てたと思う。
普通なら落とし主の証明は容易じゃ無い。
この話が新聞報道された後、警察には18人の申し出があったそうだ。
何だかなあ・・・。
小市民的には理解出来ない。
17人はどう言う感覚で手を挙げるんだろ?
勘違いか、思い違いか、手違いか・・・。
まさか落とし主が特定されるとは思わないんだろうなあ・・・。
こう言う話はちょくちょくあるけど結末を聞く事はまず無い。
今回の落選者はどんな顔してんだろ?
今度から手を挙げたヒトは公表したらどうだろう?
選挙のポスターみたいに顔写真並べて、みたいな・・・。
面白そうじゃん。