通勤電車の雑感

  • セミナー

昨日から2日連続で東京に行って来た。
外部セミナーに参加する為に赤坂見付まで通った。
すっかり「おのぼりさん」である。
JRで東京駅まで行き、地下鉄じゃなくって東京メトロか?
それで赤坂見付駅に着いた。
が、右も左も分からない。
地下では何も分からないし、地上はデカいビルばかり。
完璧に迷った。
結構ゆとりを持って出掛けたのに会場到着は2分前。
汗びっしょりである。
また、運悪く座席は砂被りだ。
一番前の席で扇子を出してパタパタする訳にもいかない。
くっそ〜、あち〜。
朝から冷えたビールを思い浮かべながら受講。

  • 電車

2日間ではあるが久々に東京通勤者の気分を味わった。
この街は東京へ通勤するには恵まれている。
通勤時間帯のピークでも1本待てば座れる。
当駅始発や当駅で車両増結も結構ある。
ほとんど間違い無く座って行ける。
1つ先の駅ではもう座れない。
東京駅まで1時間強。
本を読むにも眠るにも丁度良い時間だ。

  • 幸せ

たった2日間の東京往復で、如何に自分が幸せか痛感した。
毎朝、40分歩いて快適に通勤出来る。
決して空気はキレイでは無いが東京よりはましだし。
狭い電車で暑かったり寒かったり・・・なんて事も無い。
この環境に感謝。
赤坂見附なんてとこは昼メシ喰うところもロクに無い。
妙な高級店がランチをやってるくらい。
値段は1,600円とか2,400円とか・・・。
たまに出掛けたヒトは構わないけど毎日通ってるヒトは大変だ。
その所為だろうか、コンビニはやたらに多い。
多くのサラリーマンはコンビニ弁当、パン、お握りらしい。
何だか寂しい・・・。
セミナーの会場はJA関係の施設だった。
それでもレストランを利用したらやはり1,000円は下らない。
毎日、会社の食堂で5〜600円で暖かい食事が出来るのは幸せだ。
文句なんて言えたモンじゃ無い。

  • マンウォッチング

電車の1時間は結構長い。
いつも本を読める貴重な時間だ。
ついでながらマンウォッチングも出来る。
まあ、いろんなヒトがいる。
動物園はウチの会社だけじゃ無かったと痛感する。
普段、環境が良すぎるんだろう。
無神経と言うか、神経が愚鈍なヒトがやたらに目に付く。
今どき珍しくケータイ鳴らしたり、大声でしゃべったり・・・。
かなり妙齢ながら明らかにADHDじゃ無いかと思しきヒトもいる。
こう言うヒトが隣に座ると悲惨だ。
3秒とじっとしていられない。
チョコマカチョコマカ動き続ける。
うざいなんてモンじゃ無い。
多動性障害って子供だけの病気じゃ無いんだ。

  • 苦読

今日も東京駅で1本待ってボックス席に座った。
丁度、通勤時間帯で当然満席。
早速本を取り出して読み始めた。
新橋駅でサラリーマンがドッと乗って来る。
すぐ横に立ったオッサンがやおら頭の上で新聞を広げる。
新聞の下の住人は途端に日陰の人生。
思わず顔を見上げてしまった。
が、オッサンは何か用かみたいな涼しい顔している。
ムッとしたが、この混雑では耐えなきゃいかんのか・・・?
若いヒトなら気にならないかも知れないけど・・・。
もう加齢と共に手暗がりは眼が辛い。
仕方無く本を高く掲げて照明を当てつつ悪戦苦闘で読んだ。
なかなか本を読むのも楽じゃ無い。
これを毎日繰り返しているヒトビトは尊敬に値するなあ・・・。