秋の気配の雑感

  • 「川の字」

あちこちに秋の気配。
我が家のベッドルームにも秋の気配。
「川の字」の季節がやって来た。
不思議な事に夏の間、我が家の「まお」は自分のベッドで寝る。
正確には自分のベッドとソファーと出窓とマッサージ機を行ったり来たり。
多分同じところで寝てると熱がこもるんだろう。
転々と場所を変えてゴロンと腹をあける。
緊張感ゼロである。
そろそろ涼しくなって来ると人間のベッドに上がって来る。
我が家では2台のベッドの中間に「まお」専用の寝床がある。
クッションを2つ並べて作ったモノ。
我々が寝ようとするとソソクサとベッドに登り、寝床に横になる。
絵に描いた様な「川の字」である。
でも「川の字」の真ん中の棒はすぐに移動を始める。
ヒトの顔を踏んづけ、腹の上でひっくり返って大暴れだ。
かくして秋になっても寝不足は続く。

  • カーデガン

40分の徒歩通勤でもいろいろな秋の気配。
分かりやすいのは多分通学途上の学生と思しき若者。
物の怪みたいな化粧とトウモロコシみたいな髪。
唯一、学生と判断出来る制服もどきに変化が表れる。
タダでさえ臭って来そうな制服もどきだが、この時期一斉にカーデガンが加わる。
これも拘りがあるのか何か知らないがみんな同じ様に見える。
くたびれてダラ〜ンとした雰囲気が重要らしい。
このダラダラカーデガンを見ると秋だなあ・・・と感じる。

  • 朝練

総合公園もすっかり秋色。
スポーツの季節かな。
朝のジョギングやウォーキングをするヒトが一気に増えた。
ここんところ毎朝、公園の近所の高校生がハードなランニングをしている。
公園内のマラソンコースを走り込んでいる。
半分二日酔いのオヤジは見ているだけで気分が悪くなりそうだが・・・。
みんな頬は紅潮して汗びっしょりだ。
やっぱ違うなあ・・・と感心する。
締まった筋肉質の身体は躍動感に溢れている。
別にヘンな趣味は無いが、ぶ厚い胸板は美しいと思う。
走っている姿も絵になる。
脂肪質の50間近のオヤジが覚束ない足で走るのとは訳が違う。
良っしゃ!少し走り込んでたるんだ身体を締めるか。
言うは易し、行うは難し。
夕方にはそんな事すっかり忘れている。
秋はビールが美味い。(1年中か?)
「ジョギングは 先に送って センを抜き」