千円札見本の雑感

知らんかった。
11月に新千円札が発行されるらしい。
そう言えば、かなり前に樋口一葉がどーのこーの・・・。
その話とセットで聞いた様な気もする。
興味の薄い事がアンテナに引っ掛からなくなると要注意。
きっと世間ではジョーシキだったんだろう。
個性が凝縮されて来た証拠かも知れない。
危ない、危ない。

  • オークション

朝刊の一面にカラー写真入りで記事が出た。
上海のコレクターが見本品を出品した。
何でも廃棄物業者から2,600円で買ったとか。
本来、出回るはずの無いレアもの。
40万円の値がついていたそうだ。
夕刊にまた記事が出た。
この見本に値入れが殺到したらしい。
入札価格が90億円を越えたそうだ。
アクセスに支障を来たしたので、主催者側で取引停止。
いろいろ考えさせられる話だ。

  • コレクター

一番気の毒なのが出品した上海のコレクター。
何も悪い事してないのに・・・。
ヘンにニュースになったばっかりに・・・。
そのままだったら40万円弱の利益を上げられたのに・・・。
こう言うケースで記事に取り上げたメディアの責任は無いのかな?
しかも朝刊一面記事だ。
最近のトップニュースは指向が変わったと思う。
より世間に歩み寄ろうとしているのか・・・。
編集者の好みが変わったのか・・・。
誰かが「ノーコンテンツメディア」とか言っていたが・・・。
おもしろおかしく取り上げられたコレクターは良い迷惑だ。
営業妨害で訴えられても不思議じゃ無さそうな・・・。

  • 印刷屋

所詮はヒトがやってる事。
と言うふうに考えた方が良い世の中なんだろう。
良く言われるのは日本人の仕事の質の低下。
「日本の現場の技術・品質は高い」と言うのはおとぎ話。
今や現場は何でもありである。
昔から紙幣や切手の「しくじりモノ」は高値で売られている。
買うヒトがいるから成り立つんだけど確かに高い。
こんな番号も無い紙幣では無い見本が売れる。
印刷もヒトがやってる。
見本くらい持ち出すのは簡単だろう。
と言う事はホンモノを持ち出すのも簡単なんじゃ無いのかな?

  • インターネット

仕組みは良く分からない。
が、オークションって立派な商取引じゃ無いのかな?
入札は匿名じゃ無いだろうに・・・。
明らかに遊び、悪戯だろう。
主催者側もそんなに簡単に取引停止して良いのかな?
出品者から訴えられないのかな?
90億円を弁償しろ、とか言わないのかな?
入札者が誰かはわかるんだろう。
悪戯で入札している輩に落札しちゃえば良いのに・・・。
ネットオークションもいろいろ問題ありそうだ。
個人登録やデポジットをちゃんとしないと。
はなっから信用してない小市民には全く縁が無いけど・・・。