プロ野球ネタの雑感

  • トップニュース

最近はプロ野球ネタに乗れないと非国民扱いになる。
新聞やテレビニュースは連日トップの扱いだ。
NHKのトップニュースがプロ野球のストか!
と憤っているヒトもいる様だけど・・・。
合併だ、ストだ、新規参入だ、新記録だ・・・。
なかなか忙しい。
日本人大リーガーの成績は天気予報と同じ扱いだし・・・。
つい1ヶ月前まではオリンピック一色で影が薄かったのに・・・。
ここんとこプロ野球一色みたいな・・・。

  • 国民的英雄

今や英雄はイチローとマツイ、古田と堀江かな。
イチローは大リーグのシーズン最多安打記録更新、
マツイは大リーグ2年目で30本塁打が達成出来そう。
古田は選手生命を賭して選手会代表で突っ張ってる。
ライブドア堀江社長は既成概念打破の希望の星。
と言う事だろうか・・・?
ここんとこ、新聞広告が急に増えた企業。
アイメトリクス」と「日興コーディアル証券」である。
アイメトリクス」は眼鏡の古田がドカーン。
日興コーディアル証券」はイチローがドカーンと写っている。
機を見て敏と言うか、はしっこい(沼津弁かな?)と言うか・・・。

ITバブルとか言うと怒られるかな。
そう言えばITを「イットン」と読んだ首相がいましたねえ・・・。
それっくらい地に足が着いて無いとも言えるんじゃ無いかねえ・・・。
パソコン・インターネットが前提条件。
ITに興味を持ってくれるヒトが居て初めて成り立つ商売だ。
堀江貴文社長は100億円稼いだので近鉄を買いたいとか。
ファンにとったら気持ちは感涙モノだろう。
でも近鉄って毎年40億円の赤字なんだそうだ。
そのままだと趣味・道楽でも2年半しか持たない事になる。
でもそれも有りか?

同じITベンチャーでも別格なヒトが登場した。
楽天三木谷浩史社長だ。
このヒトはちょっと毛色が違う。
一橋、興銀、MBA・・・。
同じベンチャーと言う言葉で括ると違和感がある。
政界・財界に憶え目出度い老練ベンチャー
日本経団連奥田会長を後見に付けたとか・・・。
ナベツネや西武の堤オーナーとも懇意と聞くし・・・。
何故、このタイミングで手を挙げて堀江社長の邪魔をするのか?
後ろの魑魅魍魎、妖怪ゾンビが透けて見える様な気がする。

凄い、としか言い様が無い。
24時間営業の集中力。
バットの湿気にまで気を配る木目濃やかさ。
素晴らしいの一言に尽きる。
相手投手はイチローを研究し尽くして攻めて来る。
厳しいタマのオンパレードは大変だと思う。
でも初回に打ち取られても次の打席には対応出来る。
これがこのヒトの凄いところだ。
折角なので、今後100年破られないくらいの記録を作って欲しい。

  • 大リーグのキャパ

でも毎日このニュースを見ていて思い出す事がある。
西武にいたカブレラだ。
打てばホームランと言うくらい絶好調だった。
間違い無く日本の最多本塁打記録を更新するペースだった。
でも我らが王貞治様の記録は外国人に破られたく無かった。
露骨な敬遠で勝負を逃げまくった。
結局、日本の王選手の記録は外国人から「死守」された。
日本のプロ野球ではこれが常識らしい。
毎年、繰り広げられるタイトル争いでは日常茶飯事だとか。
好成績のまま引っ込めるとかライバルを敬遠攻めするとか・・・。
阪神監督だった男らしさの象徴「H氏」も公言して憚らなかった。
「甘いよ。勝負の世界ではそれぐらい当たり前だ」
勝負って何なんだ?と思った。
以来、日本のプロ野球って興味の対象外になったんだけど・・・。
日々、これでもかと放映されるイチローは幸せだと思う。
流石に得点圏にランナーがいる場合の敬遠はある。
でも基本的には全て勝負してもらえてるじゃ無いか。
これも大リーグならではなのか?
こんなにもキャパが違う世界なのか?
ストがどうのこうのより、このままだと何だか先が見えてるなあ・・・。