住宅事情の雑感Ⅵ

  • 新規分譲地

我が家の直ぐ傍で新規分譲地が売りに出た。
いつも「まおさん」でお世話になっている「M井公園」の隣。
我が家から徒歩1分。
今まで1軒家があったが取り壊している。
そんなに古い家でも無かったが・・・。
いろんな事情があるんだろうなあ。
北間口で1区画28坪弱で2区画売出しだ。
13m×7m程度のウナギベッド型である。
値段を見てひっくり返った。
片っぽが3,350万円、公園に面した方は3,550万円。
あきれた。
いつものチラシには「S友不動産のN尾氏」の写真が載っている。
思わず「何考えてんだ?てめえは!」とつぶやく。
八つ当たりである。

  • 小金持ち

少子高齢化時代だ。
どこんちも長男・長女ばっかし。
1人っ子がどんどん増えてる。
必然的に1世帯に2軒の家が転がり込む。
こう言った小金持ち増殖時代で住宅産業はますます盛んだ。
見ているとこの界隈の6〜8千万クラスの家がポンポン売れて行く。
すんごいですねえ〜〜。
世にも珍しい相続に無関係の我が家はどうしよう?
家なんか買ったら間違いなく生涯ローンの羽交い絞め。
海外旅行どころじゃ無いもんなあ・・・。

  • 屋根の下

良く言われる話。
家を買うのは良いにしても問題はその屋根の下で何をするか?
家を建てたところで燃え尽きて昇天じゃ寂しい。
最近は定年後に備えてカルチャースクールが流行りだとか。
今まで仕事一筋だった御仁が自分の趣味を見つけに歩く。
何かの記事で老後の為に陶芸教室に通っている御仁の話を読んだ。
イライラして壺を叩き壊したくなるそうだ。
笑い話である。
総じてカネとモノだけは溜めたが、ふと見ると中身が何も無い。
付け焼刃で何か詰め込もうと足掻く。
それも何だかなあ・・・。

  • ライフワーク

世の中が豊かになった。
少なくともカネとモノだけは腐るほどある。
余って捨てているくらいだし・・・。
貧しいのは心だけか・・・。
物質的に豊かになってしまうとそれが当り前になる。
もう下に向かうのは至難のワザだろう。
「ごはんが食べられる事が有難い」なんて誰も思わない。
使い捨て、飽食の果てが老後は何をしようってか?
しょうが無いからボランティアでも・・・良く聞く話。
ふざけちゃいけない、と思う。
なまじ中途半端にカネ・モノが無きゃ簡単なのに・・・。
好むと好まざると働かなきゃ喰えない。
のたれ死ぬまで働きゃ良いのである。
不幸にしてカネ・モノがあっちゃったヒトはどうする?
好きにすりゃ良いじゃん。

  • 好きなこと

最近は老後の生活ハウツー本が流行りらしい。
雑誌や新聞にもこの手の話が花盛り。
そんな中でも40代の小市民の眼にも留まる記事を見つけた。
自分が本当にやりたい事を見つける方法。
やり方は簡単。
小さなメモ用紙とペンがあれば足りる。
日々、メモに自分が好きな事をランダムに書き取って置く。
メッシュは拘らない。
「ラーメン」「テニス」「まおさん」みたいな・・・。
そこそこ溜まったら、それを並べて見る。
グルーピングしたり、優先度付けたりして眺める。
これを繰り返す内に何かが見えてくるはず・・・。
あくまで、はず・・・。
なるほど。
一理あるかも知れない。

  • 嫌いなこと

嫁さんにこの話をしてみた。
が、反応は芳しく無い。
「毎日、好きなことばっかりやってるから必要無いわ」
ほとんど意に介さない。
「じゃ、反対に嫌いなことを書き出すってのはどう?」
と喰い下がってみる。
「毎日、嫌いなことなんて1つも無いから必要無いわ」
幸せな嫁さんらしい。