「CSR(企業の社会的責任)」の雑感

訳の分からないヨコモジが氾濫している。
何で「コンプライアンス」って言わなきゃ気が済まないんだ?
「法律を守る事」とか「法律遵守」とか「遵法」って立派な日本語がある。
最近やたらと話題になる。
今や企業はこの感覚を持たないと生きて行けない。
カネ儲けだけに必死こいても先行きは明るく無い。
そこで会社としては社員を集めて研修会を開催する。
そんな事したからって・・・と思うのは浅はかなんだそうだ。
何かをやっておく事が大事なんだとか。
いざと言う時に会社は最善を尽くしていた、と言える。
不祥事は個人の問題だ、と言える。
研修に選ばれたのは一番危ないヤツか?
思わず納得しちゃったりして・・・。

もう1つ、こいつも良く出て来る。
新聞にもテレビにも生意気そうな顔をして出て来る。
Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)だそうだ。
日本語で言えるじゃ無いか。
ここ数年、企業の不祥事が続いた為、一段と声が大きくなった。
ホントは昔から変って無いと思うんだけど、何かと表面化して来たんだろう。
スジ違いも含めて消費者保護がやたらに叫ばれる。
そこへ又、メディアが絶好の玩具として喰い付く。
企業もやり難くなって来たと言う事だろう。

内部告発が激増している。
真偽が定かで無い事も多々ある。
やりたい放題と言う気がしないでも無い。
研修で内部告発が増えている要因が並べられていた。

    1. 非正社員の増加(帰属意識の希薄化)
    2. 企業の離職率の上昇
    3. 不本意な解雇の増加(リストラの横行)
    4. 企業に対する恨み(個人の意見を傾聴しない事への恨み)
    5. 情報が漏れ易い環境(NET社会)
    6. 価値観の変化(新しい感覚の世代)

と言ったところらしい。
特に最後の要因へのコメントがおもろかった。
講師は「最近は妙な正義感を持った若者が増えた」とのたもうた。
如何にも価値観の変化が迷惑だと言わんばかりだ。
この研修は企業の不祥事を未然に防ぐと言う発想じゃあ無いのかな。
不祥事を如何に表沙汰にしないか、みたいに聞こえるんだけど・・・。