世代問題の雑感Ⅴ

また何か本が出たらしい。
凄いタイトルである。
この類の本は枚挙に暇が無いが、だんだんタイトル勝負になって来たかな?
著者は三田誠広氏、1948年生まれだそうだ。
団塊の世代じゃん。
内容は「団塊ひとりぼっち」にならない為のハウツーっぽいモノらしい。
やっぱ世代の話ってネタにし易いのかな。

団塊世代と言うのは実に良く取り沙汰される。
が、実はちゃんとした調査ってほとんど無いらしい。
当然、何か目的が無きゃ調査なんかしない。
そんな中で消費動向調査だけは進んでいるらしい。
そりゃそうでしょ。
これからごっそりとカネを持って停年を迎える大集団だ。
商売を考えれば一大マーケットだ。
時間とカネにゆとりのあるこの世代が何を志向するか?
消費動向をどう読むか?である。
こう言う視点による団塊世代の分析はなかなか興味深い。

    1. 個性的な大人でありたい、との思いが強い
    2. 活動的でスタイルに拘る
    3. 意識が若く、20〜30代と同じモノを着たがる
    4. 新しい物好きで、すぐに飽きてしまう
    5. パックツアーより何か企画のある旅行を好む

売らんが為の意図的なモノを感じなくも無いが・・・。
果たして調査結果は活きるか?

  • 人情

先般、テレビで村興しの番組をやっていた。
レトロな家並みを活かして昭和時代村みたいなモノを作ろうとした奮戦記。
試行錯誤の結果、見事成功して観光バスが押し寄せる様になったそうだ。
成功の秘訣は何か?
結局、成功要因はハコモノでは無くソフトだったと言う事だ。
挨拶から始まって観光客への接し方を徹底的に研究したそうだ。
インタビューに答えたおじさん曰く、
「やっぱり我々団塊の世代の人情の厚さが決め手でした」
ふうううん。
人情が厚かったんだ・・・。