猛暑の雑感

  • まおさん

我が家の辞書では「まお」の散歩である。
この季節はなかなか難儀だ。
お坊ちゃまは必ずお散歩に出ないと承知しない。
出たら出たで、あまりの猛暑にすぐダウンである。
口から心臓が飛び出しそうな勢いでハアハアして動かなくなる。
仕方無く抱っこでご帰還である。
これが又暑い。
テキは毛皮を着ている。
ほとんど毛皮を巻いた湯たんぽを抱いて歩いている様なモンである。

  • 村井公園

近所に由緒正しき公園がある。
元々は村井弦斎と言う著名人の屋敷だったとか・・・。
松林の合間に遊歩道やベンチを設えたなかなか趣のある公園だ。
いかにもかつては海辺の別荘地だったと言う雰囲気である。
近隣のシルバー会でいつも清掃を欠かさない。
でも清掃が終わって会のメンバーが帰った次の瞬間にゴミを捨てる輩がいる。
キレイな場所にはゴミを捨て難いと言われたのは昔の話。
今はゴミが気になる様な人は生きて行けない世の中である。

  • 夏のまおさん

夏は村井公園に限る。
松林の日陰が多い。
アスファルトでは無い。地べたが砂地である。
お坊ちゃまは公園の中で元気良く目的を達せる。
しかも往復抱っこでご帰還出来るのである。
お殿様である。

  • 小市民の通勤

流石にこの暑さ。
フツーに40分歩くのは結構こたえる。
この時期はルートを検討して日陰を選ぶ。
まつりの後も避けるので、結構な遠回りになるがそれも又良し。
なるべく緑の中を歩く。
そろそろ総合公園沿いの歩道はサルスベリの花が見事である。
公園内のバラ園もキレイだ。
何だかんだ寄り道しながら職場に着く頃には全身汗まみれ。
すかさずシャワーを浴びて湯上りみたいな爽やかさで暫く読書。
すっかりリフレッシュしたところで、一応仕事開始である。
都心に通うサラリーマンには信じられないと思う。
この生活パターンは止められません。