オランダの雑感Ⅱ

朝食はブッフェ。
ライ麦パンやチーズ、ベーコンなど皆美味かった。
バスで市内の主だった所を舐めて走る。
車窓観光ってヤツ。
昨日に続き天気がイマイチでる。
運河の国オランダの最高海抜は322mだそうだ。
この国のヒトは子供の頃からしょっちゅう運河に落ちる。
水泳が得意なのは当然だとか。
ホントかね?
オランダ人の平均身長は男性184cm、女性178cmとか。
ゲルマン民族の血筋で皆でかい。
確かに街中を歩いていると縮んだ気がする。

  • 法規制自由化

どう言う理由かは知らないが、この国は自己管理教育が盛んらしい。
自己責任の下で法規制をどんどん自由化していると言う。
ドラッグも合法。
カフェでコーヒーにトッピングも出来るとか。
但し、興味本位で店に入らない様にとガイドから注意があった。
何もしなくても、店で臭いが染み付いて成田で大変な目に遭うそうだ。
同性同士の結婚もOK。
街中でレインボーカラーを見掛けたらそれだとか。
何故か結構ハイレベルな暮らしをしているヒトが多いらしい。

なかなか見応えあり。
レンブラントフェルメールが堪能出来る。
「夜警」はやはり現物を一見する価値がある。
流石レンブラントライトと言われるだけあって、独特な光の表現だ。
まずまず十分な時間もあって手に負える規模だった。

憧れのゴッホをお腹一杯堪能出来る。
凄い作品数である。
小市民も幼少の砌、タッチを真似て絵を描いた覚えがある。
やはり圧倒的な存在感だと思う。

昼食は名物「ハーリング
イワシのサラダである。
あとはタラのクリームシチュー。デザートはアイスクリーム。
全体に美味しかった。
ビールの種類が多いのも嬉しい。
1本4ユーロ(約540円)と安くは無い。

  • チューリップ畑

アムステルダム郊外に出た。
1時間ほどバスを走らせる。
公園が近づくに連れて、農家のチューリップ畑が見えて来た。
バスの中にうわあ〜〜〜っと歓声が上がる。
見渡す限りのチューリップ、原色の帯が幾重にも続く。
これは凄い。
みんな大感激である。
ガイドのカナエさん、先週はこれがほとんど蕾みでしたとアブラを注ぐ。
来て良かった、と皆が思った。
曇っていてこれだけキレイなんだから、晴れたらさぞ・・・。
贅沢はテキだ!

  • 「キューケンホフ公園」

公園到着。
これ又、おっそろしくキレイだ。
チューリップを始め、花の海である。
曇ってはいたが、時折薄日が差したりしてまずまずの散策だ。
公園の一番奥に風車があった。
今回のツアーでは世界遺産の「キンデルダイクの風車群」には行かない。
ここの風車を眼に焼き付けておこう。

  • フリータイム

夕方はフリー。
オプションでキャンドルライト運河クルーズが用意されていた。
別途レストランの夕食付きとは言え14,000円は高い。
と言う訳で、勝手に遊びに行く事にする。
ホテル近くの駅からトラムで「アムステルダム中央駅」へ。
駅の近辺をブラついたが店はもう閉店時間の様だ。
どうしよう?
しょーが無い。運河クルーズでも行くか?
キャンドルは無いが同じクルーズで1人9.5ユーロ(約1,280円)。
やっぱしオプションは高い。
他に客は3〜4組。スカスカである。
丁度、団体ツアーのキャンドルクルーズ船は満杯で出て行った。
クルーズは眠かった。
何だろなあ〜。
セーヌ川クルーズとかドナウ川クルーズと違う。
イルミネーションの橋とかキレイなんだけど、眠い。
嫁さんと2人で船の中で舟漕いでた。
船着場で同行の団体さんが船を降りるのが見えた。
何だ、時間も全く同じなんだ。

夜も更けて暗くなったらキレイだ。
立派な駅舎を全面的にライティングしている。
なかなかのモンである。
但し、遠目に見るのが良い。
駅舎に近づくとポイ捨てタバコ、ゴミ、小便臭さで幻滅。
と、雨が降り出した。
これを潮時にホテルに引き上げる。
どこかで食事してからとも思ったが、雨がうざい。

  • ホテルレストラン

結構本格的なレストランだった。
ビールも美味かった。
が、料理はヘタだった。
スプリングサラダ、ボロネーゼ、フィットチーネと全部ヘタ。
これは珍しい。
普通は何か1つくらいは見るべきものがありそうなモンだが・・・。
無かった。
明日はベルギーに移動だ。