ロワール〜「モン・サン・ミッシェル」の雑感

  • さっぱり系朝食

今日の朝食ブッフェはさっぱり系。
タイミングが悪かった為かチーズしか無い。
チーズとパンとコーヒーみたいな・・・。
全体に食事がこってり系だから丁度良いかも・・・。

  • 古城巡り

もう位置的にはパリから列車で1時間の距離。
オルレアンからナントまでロワール川沿いの古城巡り。
何と古城の数は大小80もあるそうだ。
中世からルネサンス期にかけて造られ、いろんな逸話がある。
我々ツアー客は主だった城を幾つか回る。

  • 「シャンボール城」

城に着くまでにかなりの時間、領内の森を走る。
そのあまりの広さにあきれる。
城も立派である。
16世紀「フランソワ1世」が妾に会う為に造ったとか。
中央にヒトがすれ違わずに昇降出来る2重螺旋階段がある。
「レオナルド・ダ・ビンチ」の設計だろうと言われているそうな。
広大で城と庭を一回りするだけでも大変だ。
時の権力と財力の大きさを偲ばせる。
城のすぐ前に市が立ち、近所の農民がジャムなどを売っていた。
目の前でビンに詰めてくれる。
市場の横は小さなホテルだった。
城の庭にあるみたいなロケーションだ。
良いと言えば良いけど、夜中は怖いだろうな・・・。
生意気にもここのトイレは有料だった。
0.3ユーロ(約35円)。
我々が到着した時は朝一番だったのでまだ開いてなかった。
皆、帰りがけに寄ろうと言う事で散策。
城の周りを一回りして良い運動をしたので、たっぷり35円分快便。
元は取ったぜ。

  • 「シュノンソー城」

これまた美しい。
半分以上が川の上の橋上に造られている。
城の内部も調度品などがそのまま残る。
広いホールは第二次大戦中は病院に使われたとか。
16世紀創建。
城主が代々女性で「6人の女の城」と呼ばれるそうだ。
2代目が有名な「ディアーヌ・ド・ポアチエ」
時の王「アンリ2世」の寵姫、王より20歳も年上だった。
絶世の美女で「アンリ2世」の父「フランソワ1世」の寵姫でもあったとか。
親子ドンブリじゃん。
でも正妻にも気配りする出来た女性だったらしい。
美貌も衰える事が無かったそうな。
物の怪だったんじゃ無いかね?
3代目が正妻「カトリーヌ・ド・メディシス
フィレンツェメディチ家から嫁いだ。
「ディアーヌ」に主導権を握られ、鬱屈した結婚生活だったらしい。
それでも10人の子供を生んでいるそうだ。
訳が分からない。
「アンリ2世」の急逝後、積年の恨みと「ディアーヌ」を追い出したそうだ。
くわばらくわばら。
城の周囲のフランス式庭園は左右で趣向が違い美しさを競っている。
「カトリーヌ」と「ディアーヌ」の名が付いているそうだ。

  • 昼食

今日のメニューは川沿いらしくマス料理。
暑いのでビールは欠かせないが、折角なのでロワールワインもオーダー。
赤のハーフボトルで7ユーロ(約800円)。
まずまず美味しかった。
料理はサラダ、マスムニエル野菜添え、デザートがケーキ。
やはりこってり系だ。

この城は何ってったって庭が凄い。
ここは「フランソワ1世」の国務卿「ジャン・ル・ブルトン」が造ったとか。
広大な幾何学模様の庭園は散策していて飽きない。
菜園、水の庭園、樹木庭園などがある。
見事に刈り込まれた樹木と色とりどりの花に囲まれる。
ここの手入れの大変さは想像を絶する。
あまりのキレイさに珍しく絵葉書なんぞ購入。
ロワールの優雅な古城を巡った後は一路「モン・サン・ミッシェル」へ。

  • サンマロ

今日の泊まりは「モン・サン・ミッシェル」の隣町サンマロ。
「イビス・サンマロ・ラ・マデレーヌ」だ。
ホテルの直ぐソバに「カルフール」があった。
チェックイン後、全員ダッシュ。
皆、スーパーで買い物したいと思っていたんだ。
我が家の買い物も半端じゃ無い。
ワイン6本、ビール半ダース、カマンベール、オリーブなどなど。
ここで暮らすの?ってくらい買い込んで来た。
ワインは安い。
それでも中っくらいを物色したが1本500〜800円くらい。
重たいが担いで帰るんだ。

  • 夕食

ホテルのレストランで夕食。
今日は沼津3姉妹の真ん中が誕生日だった。
添乗員のジュンコさんの計らいでシャンパンが振舞われた。
皆で「ハッピバースデ〜トゥ〜ユ〜」を合唱。
花束の贈呈まであって盛り上がった。
ジモティが笑いながら見ていたがシカト。
料理は野菜スープ、ポークソテー、デザートはアイスクリーム。
沼津3姉妹ご一行様は興が乗って来た。
ノルマンディーの生カキが喰いたい」と言い出した。
ワインも誂えて宴会モード。
「一緒にどうですか?」とお誘いを受けたが、嫁さん退散。
ん〜〜ん。
生カキはダメだろうな・・・。
後ろ髪を引かれ過ぎて抜けてしまった。
おとなしく部屋で湯上りビール。
明日はいよいよ「モン・サン・ミッシェル」観光だ。
その後はドゥーブル・オンフルール経由でパリ。
旅も最終コーナーだ。