イスタンブール市内の雑感

  • 空港到着

ドバイで1時間のトランジットの後、7:00頃到着。
早朝である。
空港で両替をする。
1万円が103,000,000TL(トルコリラ)になった。
マルが数えられない。
1円が10,300TL、約1万倍と言う事か。
何だかピンと来ないなあ・・・。
イスタンブールの街中は結構米ドルも使える。
両替所も沢山あるので心配は無さそうだ。

  • 市内観光

朝早いので空いている。
「スルタン・アフメト・モスク(ブルー・モスク)」
一番絵になるモスクだ。
キレイなシルエットはイスタンブールの象徴。
庭も広くてトルコが原産と言うチューリップが植えてある。
チューリップと言えばオランダでしょ。
いや、甘い。
あれはトルコから伝わったモノだそうだ。
「ヒポドゥローム」は古代競馬場跡。
何故か立派なオベリスクがある。
「グラン・バザール」には5,000軒もの店が入っている。
こう言う所は楽しまなくっちゃいけない。
フリータイムがあったので価格交渉開始。
値切りは結構燃える。
最近は相手の言い値の1/3から1/4で開始して丁度良い。
敵もさる者、値段なんて有って無い様なモン。
散々楽しんで、脅してスカして徹底的に値切った。
と本人が思えば良いのである。
殺し文句は「じゃいらない」だ。
踵を返すと必ず「希望の値段を言ってくれ」と追いすがって来る。
品物の質なんか最初っからアテにしてない。
結局、気に入ったキレイな絵皿を1枚買った。
後は土産用にターコイズ入りブレスレッド3本まとめ買い。
それと自分用で同じくターコイズの指輪と首輪を購入。
全部嫁さんの趣味である。
モノが何でも関係無くひたすら値切るのが仕事の小市民だ。

  • コンスタンティノーブル

頭の中はすっかりコンスタンティノーブルだ。
1453年に陥落した時の激戦を思い浮かべる。
場面場面を重ね合わせながら観光した。
ギリシア正教の総本山だった「アヤ・ソフィア」
オスマン帝国はこれを壊さずにモスクに改造した。
壁のしっくいの下から素晴らしいイコンが出て来た。
なかなか感慨深い。
トプカプ宮殿」はメフメト2世の富と権力の象徴。
スルタンのみが出入り出来た300人を囲った「ハレム」
ここからのボスポラス海峡の眺めは最高。
すぐ近くに見える海峡の向こう側はアジア大陸
金角湾に架かる「ガラタ橋」が見える。
その向うには「ガラタ塔」が聳える。
この辺りはジェノバ人の居住区だった。
オスマントルコの激しい攻撃の間もここに住み続けた。
鉄壁を誇った城壁も巨大な大砲により突破された。
メフメト2世は海上封鎖された金角湾に山越えで舟を運んだ。
陸、海から防衛線を破られたコンスタンティノーブルは陥落。
ビザンティン帝国は滅亡した。

世界3大料理の1つ。
昼食はトプカプ宮殿に接したレストラン。
まずはビール。
トルコのナショナルブランドは「エフェスビール」
500mlのビンで1本400万TL(約400円)だ。
多分、超高級品だろうな。
メニューは野菜サラダ、チーズパイ、ドネルケバブ
デザートはミルクプリン。
ドネルケバブと言うのは代表的トルコ料理
牛と羊の肉を交互に巻きつけた巨大な柱を焼いて削いだもの。
めえめえさんの香りがちょっとあるが何とかなる。
嫁さんはダメそうだ。
やっぱしトルコ料理のベースはめえめえさんだろう。
先が思いやられる。

  • ホテルライフ

今日の宿泊は「イスタンブール・プリンセス」
5つ星のキレイなホテルだ。
今回のツアーはほとんど5つ星ホテル宿泊が売りだった。
なるほど良いホテルである。
近所にスーパーもある。
早速、ビールと水を調達。
このホテルには最終日にも1泊するので土産はその時だ。
夕食はホテルレストラン。
メニューは野菜スープ、サラダ、牛肉パプリカ炒めだった。
チンジャオロースもどきで決して喰えないモノでは無かった。
デザートはアップルパイ。
ま、全体的には悪くない。
ビールは高くて650万TL(約650円)だ。
明日はドルマバフチェ宮殿観光の後、フェリーでチャナッカレへ。