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癌スケ追撃 33日目

・糞づまり
やっぱしダメだった。
緩下剤も、草のエキスも虚しく…。
丸二日、通じがなかった。
「ヤな予感がすんなー。」
予感は的中した。
夜中、2時くらいにもよおして来た。
とりあえずトイレへ。
頑張って、腹筋にチカラを込める。
「ん~~っ!」
ダメ!
明らかに、固い蓋が出来てる。

さて、思案。
もうちょっと自力で頑張るか?
とっとと助けを求めるか?
「当然。後者だで!」
もう、今更恥も外聞もない。
ナースステーションを覗いてみた。
「いたいた…。」
妙齢のおじさん看護師が当直してた。
手招き。
「どーしました?」
かくかくしかじか…。
「わかりました。掘じりましょう!」

犠牲者のおじさん、苦戦した。
「ホントだー。こりゃ固いねー。」
でも、リドカインを使って上手だった。
「私の指の届く限りは取ったけど…。」
後は様子を見る。
「ダメだつたら、別な手を使うしかないねー。」
大丈夫だった。
ちょっとしたら、強烈にもよおして来た。
蓋が取れたら、後は堰を切った如し!
「ふう~~っ!」
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〈そら〉
・2/3
又、変な輩が入院。
「何だべ…?定期的に来るなー。」
又、夜通し騒いでる。
「お~い!お~い!お~い!お~い!」
でも、先週より声が小っちぇえ。
何より、こっちゃそれどころじゃない。
「糞づまり騒ぎで、疲れはてた…。」
それにしてもうるさい!
看護師さんたちは参ってる。
仕舞いにゃ、ベッドがナースステーションの中にあった。
「なるほど…。」

夕方、看護師さんが来た。
「いいお知らせです。先生が点滴外してもいいって言ってます。」
ん?
ちょっと待て。
点滴が外れるのはいい。
でも、木曜日のケモの時に又入れる?
「いや、このままでいい。」
夕べも、へくられた。
血管が弱ってるのか、やり直しが多い。
「もう、あちこち穴とアザだらけだで…。」
じゃ、それでもいいって…。
患者が決めるんだ…?

放射線も22回目。
ちょうど2/3が終わった。
指折り数えられるところまで来た。
副作用はじわじわと…。
「真綿でクビを絞められるが如し…。」
味覚、唾液って大切。
喰う事に直結!
って事は、生きる事に直結!
放射線は痛くも、痒くもありません!」
この看板は、如何なもんか?