【撫庵】のこと
- ご招待
仕事絡みの席。
しかも招待される側。
それも強請られた宴席・・・。
相手の気持ちが手に取るようにわかっちまあ。
職務上、同席せざるを得にゃあ・・・。
「ひゃあ、一番嬉ぴくにゃあパターンだで・・・」
身についた性。
上座に座るとケツがムズムズ・・・。
どーも落ち着かにゃあ。
「何せ、営業生活が長かったかんなー・・・」
早く開放されてゃあ・・・。
案内された店は初耳だった。
【撫庵】
http://www.buan.jp/
情報も極めて少にゃあ。
詳しいこんがでんでんわかんにゃあ。
どーも接待専用らしい。
会員制の倶楽部みてゃあな・・・。
「ひゃあ、ますます居住みゃあ悪りぃなー・・・」
案の定、貸切に近きゃあ。
スタッフが寄ってたかって攻めて来る。
元姉ちゃんがゾロゾロ・・・。
「よーこそ!よーこそ!具志堅よーこそっ!」
違あか・・・。
年齢はまちまちらしい。
「こちらは『若葉』です。私は『枯れ葉』だけどねー。ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ・・・」
とか何とか・・・。
- 和食
まずはビール。
「銘柄はどうしましょう?」
懐かしい雰囲気だで・・・。
ビンが出て来た。
あの、台座に乗ったヤツ。
当然、グラスは小っちぇえ。
ひと口で飲み終わっちまあ・・・。
すかさず元姉ちゃんが注いでくれる。
「いやあ〜、懐かしいなー。どこぞの温泉旅館以来かも・・・」
料理は正統派和食だった。
ま、美味かった。
外してにゃあ。
食材も申し分にゃあ。
若干、東京味だけんどまあ許容範囲内。
こりゃあ、あり。
びっくりする事ぁにゃあけんど・・・。
終盤で料理長が登場。
「本日の仕入れをご案内します。お好みで調理致します」
桶に10種くりゃあのサカナが乗ってた。
これはなかなか・・・。
焼き、煮つけ、タタキ・・・。
1人ずつ違った調理法を頼む。
ってこんは、そんだけ時間がかかる。
シメの蕎麦を喰って3時間。
最後の甘味が終わったら延々3時間半。
「ひゃあ、長ぎゃあ〜〜っ!こりゃ拷問に近きゃあで・・・」
料理は悪くにゃあ。
「違う場面で、2時間で、禁煙で喰わしてくれたら【☆2つ半】かな・・・」