続・【新宿西口界隈】のこと

  • シュール

 ポスターは観たこんがあった。
でゃあてゃあ紹介はこんなパターン。

ベルギーの近代美術を代表するシュルレアリスムの画家」
【ジェームズ・アンソール】(1860-1949)

ちぃっと風変わりな画風。
特に後期の作品は変わってる。
仮面や骸骨のモチーフが多い。
これが印象に残る。
 今回の展示は100点あった。
うち「アンソール」の作品は50点だとか。
しかも初期の写実的な作品がたんとある。

「ひゃあ、半分は違あヒトのモンだかね・・・」

っとか思うのが、素人の赤坂見附!
これにゃ、深〜い意図があったそうな。
 そもそも初期の作品は画風がでんでん違あ。
仮面だの、骸骨だのも出て来にゃあ。
初っ端に「ルーベンス」が出て来た。
クールベ」も登場。
これらと「アンソール」の絵を対比させる。

「う〜〜〜む。似ている・・・」

  • 変遷

 これが狙いだと言う。
初期の「アンソール」が多い。
んで、半分は他の画家の作品を引用。
これで「アンソール」の画業の変遷を見せちゃる!
ってな魂胆だったらしい。
>>
「んなるほどー。赤坂見附にゃあわっかんにゃあなー」<<
 確かにいろんな画家が出て来た。
オランダの静物画とかも登場。
光と陰の魔術。
あの濃厚な雰囲気の絵を「アンソール」も倣った。
「牡蠣(または光の研究)」。
ってな作品が、そーいたこんらしい。

「んなるほどー・・・」

 「アンソール」はアジアにもホレた。
東洋美術にもえりゃあ関心を持ったそうな。
シノワズリ(中華趣味)。
和モノ。
この辺に興味を持ったらしい。

「ひゃあ、でんでん違あと思うけんどなー・・・」

毛唐から見ると一緒なんだべな・・・。

  • 奇怪

 当時、欧州で東洋美術が流行ってた。
これに接したってこんらしい。
中でも能面や歌舞伎にハマったらしい。
ここに「奇怪さ」を見出した。

「ま、奇怪っちゃ奇怪かも知んにゃあけんど・・・」

 西洋でもあったべ。
ベネチアのカーニバルなんか仮面じゃらけ。
それこそ奇奇怪怪じゃん。
アノニマスだって不気味だし・・・。
もちろん、こーいたのも影響されたんだべ。

「ひょっとして、交わると赤くなり易いタチ・・・?」

 「ルドン」にも影響されたとか。
節操がにゃあだか・・・?
そいでも何でも最終的に独自路線が出来た。
有名な仮面や骸骨の世界。
オドロオドロしいモチーフで名を馳せた。
ってな変遷を際立たせる展示になってたそうな。
「好企画」と評されてた。

「ひゃあ、後からそう聞くとえりゃあ得したような気がすんなー」