続々・【赤坂離宮】のこと

  • 肥やし

 次は【中央階段・2階大ホール】。
ここも豪華そのもの。
イタリア産大理石の床。
その上に赤絨毯。
階段左右の壁はフランス産大理石。
これが鏡張りになってる。
大ホール左右の壁には大油絵。
小磯良平」画伯の作だとか。
天井にも油絵。
続く【朝日の間】とも関連してるそうな。

「ホントかどうか知らにゃあけんど、反対側にゃあ『夕陽』の絵があるって言ってたで・・・」

 んで【朝日の間】。
天井には「朝日を背にした女神」の絵。
これが部屋の名前の由来。
周囲には16本のムクの円柱。
ノルウェー産大理石だとか。
壁には京都西陣の美術織物。
床には47種類の糸を使い分けた緞通。

「めっちゃ上品な部屋じゃんかー」

ここは国・公賓用サロンとして使われてるそうな。
表敬訪問ん時の写真が飾ってあった。
首脳会談の写真もあった。
いろんなヒトがいる。

「ふう〜ん。こやこんな立派なとこ、もってゃあにゃあなー」

 最後に【羽衣の間】。
天井に局面画法の大絵画。
豪華なシャンデリアが3基。
パーツ7千個、高さ3m。
重さは800kgあるそうな。
壁は楽器をあしらった石膏の浮き彫り。
オケボックスもある。
舞踏会場として造られてる。

「こんならヨーロッパの宮殿にも負けてにゃあで!」

めっちゃ、目の肥やしになったで・・・。

  • スタッフ

 スタッフもハンパにゃあ。
どんだけのヒトが駆り出されてんだか・・・。
メヒカリのスタッフが多い。
でも、そーじゃにゃあ衆も何人かいた。
各部屋に学芸員みてゃあな衆が・・・。
良く知ってる。
この絵は誰が描いてたの、ヘチマの・・・。
1つ1つ丁寧に説明してくれる。

「こや、有り難てゃあなー。細きゃあこんまで良く知ってるで・・・」

 ふと、気づいた。
さっきからどこにもトイレがにゃあ。

「そー言やあ、そろそろマーキングしたくなったで・・・」

スタッフに訊く。
懇切丁寧にトイレの場所を教えてくれる。
さすがに迎賓館のトイレは使わせにゃあ。
一旦、外に出ろと。
んで、管理棟のトイレを使えと。

「でも、管理棟のトイレも十分立派だで・・・。便器に『宮内庁』って・・・」

書いてにゃあだよ!
 管理棟を出て主庭の方へ行った。
スタッフは庭にもいた。
噴水池で泳ぐヤツぁいにゃあか!
玉砂利の上でンコする輩はいにゃあか!

「てゃあへんだあねー・・・。心労が絶えにゃあねー・・・」

国宝の噴水池で記念撮影。
こっちからは順光。
キレイな写真が撮れる。

「いやあー、こーやって見んとヨーロッパの宮殿そのものだで・・・」

最高の江戸観光土産になったで・・・。