続・【築地寿司清 築地新館】

  • つまみ

 せっかく美味ゃあビールがある。
じゃ、ちぃっとつまんで飲むべーじゃ!

「ひゃあ、何かつまみはあるだかね?」

威勢のいい兄ちゃんが答える。

「いろいろありまっせ。何か切りやしょうか?」

 おっと・・・。

「ヤ、刺身は握りで存分に喰いてゃあだよ。唐揚げとか、そーいたつまみはにゃあだかね?」

そーいたモンはにゃあという。
強いて言やあ、アナゴ白焼きとか・・・。
なるへ。
モノホンなんだ。
他のチェーン店とは仕組みが違あらしい・・・。
 そりゃそれで、ありっ!
幾つかつまみを作ってもらった。
美味ゃあっ!
っつか、築地の常識か?

「そー言やあ、この界隈で不味いサカナって喰ったこんがにゃあで・・・」

  • 握り

 待望の握りに突入。
まずはヒカリモノ攻撃。
アジ、イワシ、サンマ、サバ、コハダ、サヨリ・・・。
どーしてもこれを喰わんと・・・。
全〜〜ン部美味かった。

「ひゃあ、この値段でこの味はすぎゃあっ!」

 続いてマグロとか、貝類とか・・・。
どれもこれもめっちゃウマ。
どーも他のチェーン店の寿司とちぃっと違あ。
何だべ・・・?

「いやあ、どっちも十分美味いんだけど、何かが違あなー」

 ふと気づいた。
入口のカウンターに陸上の「高原氏」が・・・。
兄ちゃんにささやく。

「ええ、そーなんです。良く来て頂いてます・・・」

サカナよか、肉喰わんと速くなんにゃあど!
大きなお世話。
帰りがけに「応援してるよー!」っとひと声。
うっせえじじーだで・・・。

「やー、モノホンの築地市場の寿司だ。値段を考えたら完璧に【☆3つ】だで・・・・」