癌スケ追撃 51日目
・帰国
朝イチ、Dr.E本来室。
「あれ、いつ戻られたんですか?」
夕べ夜中に到着したとか。
大変だで。
担当医からメールが来たそうな。
「退院はどうしますか?」
今の点滴が終わったら、もうOK。
明日は退院出来ると言う。
やれやれ…。
退院後の注意点は?
「ふつーでいいですよ。特に無いです。」
ただ、白血球は後から下がる事もある。
「急に熱発したら、すぐに来て下さい。」
そりゃそーだ。
温泉とかは?
「OKです。但し、肩までは禁止です。」
そりゃそーだ。
アルコールは?
「う~~ん!それはもうちょっと落ち着いてからにしましょう!」
ダメか…。
〈そら〉
・謝意
ホントは、菓子折でも届けたい。
でも、禁止されてる。
それに、この規模じゃ訳わかんない。
個別にお礼を言うっきゃ無い。
まず、Dr.E本。
夕方、又来室したので謝意を伝えた。
「お世話になりました。引続き宜しくお願いします。」
看護師さんたちにも、個別にお礼を言う。
「そー言って頂けると嬉しいです。」
多くの方に見舞いも頂いた。
ご足労も頂いた。
親族もずいぶん気ぃ遣ってくれた。
「くそ忙しいのに、申し訳なかったで。」
快気祝いもちゃんとやりたい。
礼状も書きたい。
鉄は熱いうちに打て!
「退院したら、すぐにやるべ!」
何より、嫁さんにゃあ感謝。
青天の霹靂だったべ。
突然の看護生活。
単身生活から、一転。
メシの心配、着替えの心配。
慣れないクルマも乗らなきゃなんない。
「頭上がんにゃあで。」
出来る事は全てやった!
この後はリハビリ。
一日でも早く、日常を取り戻さないと!
「ちょっとでも恩返し出来れば…。」