癌スケ追撃 37日目

・看護師さん
今日は珍しく話し込んだ。
相手はK山ちゃん。
4月に入院した時、最初に案内してくれた。
あれこれオリエンテーションを受けた。
「明るくて、いい方ねぇ。」
嫁さんのお墨付き。
確かに明るい。
ちょっと猫背で、ニコニコ。
見ただけで、元気になる。

最近の医学はすごいって話になった。
食道再建なんて信じられなかった。
この病棟に来て、初めて知った。
「空腸なんか、全然違うモンじゃないですか!」
確かに全然違う。
かなり違和感がある。
「でも、そんな事が出来ちゃうんですよね。」
出来ちゃうんです。
お陰様で命を繋いでる。
医学の進歩はすごい!

看護師さんも異動があるそうな。
2~3年毎にローテーションするのらしい。
「私、この病棟から離れたくないんです。」
ここは、居心地がいいという。
診療科の特性だべか?
「ここはいいヒトばっかりなんです。」
職場の雰囲気がとてもいいらしい。
ま、確かに…。
「何だ、こいつ!」
ってえのは、見た事がない。
患者にはいるけど…。
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〈そら〉
耳鼻咽喉科診察
担当はT邑先生。
「昨日の化療で、吐き気とかないですか?」
いつも通り、吐き気はない。
でも、食欲ゼロ。
味覚も唾液もないので、摂食困難。
「今朝からりんどう食にしてもらいました。」
あ、そーですね。
あんまりメシの心配はしてない。
治験の経過としては良好らしい。

検査値も問題はない。
が、白血球がちょっと低い。
「日曜日、外出OKですけど、一応マスクはお願いします。」
ま、順調だという。
放射線やけども、それほどひどくないですね。」
クビが赤くなっては来た。
でも、痒いくらい。
放射線もあと2週間、ゴールが見えて来ましたね。」
嬉ぴーひと言!