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癌スケ追撃 22日目

・4クール目
木曜日がやって来た。
濃厚な1日になる。
看護師さんたちの動きも変わる。
ちょっと緊張感が漂う。
「良く訓練されてるよなー。」
朝イチ、補液の点滴開始。
まず、身体をじゃぶじゃぶにする。
ここで、放射線科から呼び出し。
確かに補液点滴中なら放射線照射可能。
「テキも考えたなー。」

補液のスタンドを引きずって地下へ。
まだ外来患者は多くない。
すいすいと放射線照射。
その後、Dr.F澤の診察。
「今日で15回目でしたが、体調はどうですか?」
唾液減少と、味覚異常を伝えた。
「あー、出て来ましたか…。」
あんまり感動しない。
口の中を診ても、ふんふん言ってるだけ。
「じゃ、引き続き頑張りましょう!」
ちゃんちゃん!

部屋に戻ると、朝メシがあった。
「そりゃ、そーだべなー。」
当然、きっちり冷めてる。
一段と、喰うのに苦労した。
点滴部隊が、次の薬剤を持って来た。
必ず二人で来る。
患者のリストバンドと薬剤を照合。
バーコードをスキャン。
更に品名、容量、患者IDを二人で読み合わせ。
「見事なダブルチェックだで!」
尊敬しちゃう。
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〈そら〉
・ケモ
看護師さんたちの隠語。
ケモセラフィーの事だと思う。
化学療法。
補液に続いて、アロキシとデカドロン。
制吐剤と、ステロイド
抗がん剤の副作用防止。
制吐剤の進歩はすごいらしい。
Dr.E本が言ってた。
「かつては部屋でゲーゲーやってるヒトが多かったですが、今はいませんねぇ…。」
確かに吐き気は一度もない。
それくらい、内蔵の動きを止める。

その代わり、副作用もある。
6人に1人が便秘するとか。
その為に、緩下剤センノサイトを飲む。
「何だか、堂々巡りじゃんか!」
んで、真打ちブリプラチン。
看護師さんたちも、この扱いは慎重。
しっかり読み合わせ確認。
2時間かけてゆっくり点滴。
その間も液漏れがないか、何度も確認。
「気分が悪くなったりしたら、すぐに教えて下さいね。」
ま、安心出来る。

最後にマンニットール。
利尿を狙う。
補液もずーっと継続。
身体がじゃぶじゃぶ状態だし…。
全部終わったら、17:00回ってた。
「あーあ、やっぱシャワー無理だったで。」
間もなく晩メシ。
マメ御飯、高野豆腐…。
「ノド通らにゃあよなー。」
頑張って完食。
「生きる為に!」
タイミングが悪かった。
内蔵の動きが止まって来た。
横になると、酸っぱいもんが戻って来る。
「しくじったで。起きてるっきゃにゃあじゃ。」
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〈晩メシ〉