癌スケ追撃 11日目

障害者手帳
嫁さんがもらって来てくれた。
交付の説明会に行ってもらった。
まあ、いろいろ世話をかける。
「ホントは自分が行くつもりだったけんなー。」
そのつもりで急いで申請した。
オペの直後だった。
でも、もう追撃が始まっちゃった。
24時間点滴で、動けない。
「結局、全部嫁さん頼りだで…。」
交付に2ヵ月かかった。
でも、手帳に書いてある交付日は5月26日。
何で2週間も温めてんだべ?
「お役所の時間感覚だなー…。」

障害者手帳を手にした。
生まれて初めて。
「思ったより、ちゃっちいなー…。」
市の福祉課が、全面的にバックアップする!
そんな気合いが伝わって…。
「来にゃあなー…。」
障害者には各種補助がある。
でも、一律って訳じゃないらしい。
嫁さん、早速人工喉頭を打診してくれた。
電気式発声器だ。
市役所の窓口で問合せ。
「え~っと、ちょっと厳しいかも…。」
っとつれない返事。
「去年、市民税いっぱい払ってますから…。」
はあ~っ?

要するに、所得に応じて補助する。
って事らしい。
市民税いっぱい払ったヤツなんか無視。
「てめえで買いなっ!」
って事か…。
今年の所得がどーなのか?
関係ないらしい。
「釈然としにゃあなー…。」
今まで所得に応じて納税義務は全うしてたべ?
でも、福祉の世界は平等だべ?
去年の市民税が基準?
そんな画一的でいいの?
「今年からリタイアかも知れないべやっ!」
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〈人工喉頭
・モニター
病院内に、補装具のショップがある。
「りんどうショップ」。
何故、りんどうなのか…?
「知らにゃあよ、そんなこん…。」
マニアックなもんが揃ってる。
シャワーシールドもここで買った。
全体的に高価格。
「う~~ん…。」
って思う値段がついてる。
でも、超ニッチ。
大量生産するような商品じゃない。
んで、患者は感謝。
「しゃあんめなー。」

人工喉頭の相談に行ってみた。
幾つか種類がある。
値段は7~8万円。
「ビミョーな値段だよなー…。」
手続きについて教えてくれた。
「当店で見積書をお作りしますので、それで市役所に申請すればほとんど補助されます。」
嫁さんの話を伝えた。
補助対象外って言われた。
「え~~っ!信じられないですね…。」
「今まで聞いたことがないです。」
H塚市役所だけ、特別なのかなー…?

肝心な商品情報。
いろいろ資料をもらった。
4種類のパンフレットをゲット。
・マイボイス エクストラ(セコム)
・ユアトーンⅡ ゆらぎ(第一医科)
・ニユーボイスⅡ(泉工医科貿易)
・トゥルトーン(原田産業)
モニターも出来るそうな。
部屋に戻って、看護師さんに訊いてみた。
「モニターって幾つかあるの?」
2つあった。
マイボイスとユアトーン。
早速、デモ機を借りた。
「退院する時ゃ、買って帰るべ!」